ランド・ノリスが1分16秒098を記録して2024年F1第13戦ハンガリーGPの最終3回目のフリー走行でタイムシートのトップに立った。2番手にはマクラーレンのチームメイト、オスカー・ピアストリが続いた。角田裕毅（RB）は9番手を記録した。

前日の60℃から一転、土曜のハンガロリンクは上空一面に雲が垂れ込め、路面温度は40℃にまで大幅に低下した。予選も似たようなコンディションが予想される。

一方で決勝が行われる日曜は再び暑くなる見通しであるため下手にセットアップを弄ることはできず、、チームは予選でのランプランを検討するための材料集めやバランスの確認などに時間を割いた。

大部分がソフトタイヤを使って短いラップを繰り返した一方、広範なアップデートを持ち込んだレッドブルとアストンマーチンは異なる道を選んだ。

レッドブル勢は最も固いハードタイヤで、アストンマーチン勢はミディアムで長めのラップを続けた後、最終盤にソフトに履き替え予選シミュレーションに取り組んだ。

マックス・フェルスタッペンはターン10でリアを若干失い、最終セクターで幾らか取り戻したものの、マクラーレンからコンマ3秒弱遅れの3番手に続いた。2回目のフライングラップはターン1でロックアップを喫してフィニッシュしなかった。

おそらくはトラフィックに阻まれたのだろうが、僚友セルジオ・ペレスは13番手に留まった。

ペレスのシートを狙うRBのドライバー達は揃ってトップ9に並んだ。角田裕毅はシフトショックが大きく、ギアがシンクしていないようだと報告するも、6番手を刻んだダニエル・リカルドから1000分の92秒遅れの9番手を記録した。

4番手ジョージ・ラッセル（メルセデス）から角田裕毅までは僅か0.18秒と接近。RBの2台に加えてアレックス・アルボン（ウィリアムズ）とニコ・ヒュルケンベルグ（ハース）がルイス・ハミルトン（メルセデス）とシャルル・ルクレール（フェラーリ）を上回り、各々7番手と8番手を刻んだことは注目に値する。予選Q2では波乱の早期敗退を喫するドライバーがあるかもしれない。

ザウバーはバルテリ・ボッタスが12番手と有望な走りを見せたが、周冠宇は最終盤、油圧系統にトラブルを抱えたようで、低速でガレージに戻るよう指示された。

アルピーヌは浮上のきっかけを作れず、フェルスタッペンと同じようにターン1でロックアップし「フロントブレーキに何か問題がある」と訴えたピエール・ガスリーが18番手、エステバン・オコンは最下位でセッションを終えた。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1ハンガリーGPの公式予選は、日本時間7月20日(土)23時からハンガロリンクにて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第13戦ハンガリーGPフリー走行3（FP3）リザルト

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