メルセデス、タイヤのオーバーヒートに苦戦…解決策が見つかる事を祈るハミルトン
メルセデスAMG勢はF1第12戦ハンガリーGP初日2回目のフリー走行で、ルイス・ハミルトンが5番手、バルテリ・ボッタスが6番手という結果となり、2回のセッションで一度たりともフェラーリとレッドブルを上回れずに初日を終える事となった。
ライバルに先行を許した原因の一つはタイヤのオーバーヒート。ハンガロリンクのアスファルトは黒く、多くの熱を吸収してしまうため路面温度が高止まりする傾向にある。チームは明日の予選に向けて速さを取り戻すべく、タイヤパフォーマンスと冷却レベルの理解に時間を費やすという。
タイヤのオーバーヒートに苦戦
ルイス・ハミルトンFP1: 5位, FP2: 5位
ボチボチ普通の1日だったよ。予想通り、フェラーリとレッドブルがかなり速かったね。僕らのペースの方が劣ってるから、今夜は幾つか取り組まなきゃならない事がある。タイヤがオーバーヒートしていたから、リアタイヤのマネジメントが一番の課題だ。
永遠にコーナーが続くかのようなコースレイアウトと暑さのせいで、クールダウンさせられるような時間が全然ないから、タイヤには本当に厳しかったよ。この後のミーティングで問題を掘り下げて、明日に向けて何を変更するかを検討するつもりだ。今夜何か解決策が見つかる事を祈ってる。何を変えるにせよ、それをちゃんとテスト出来るように明日はドライになって欲しいね。
バルデリ・ボッタスFP1: 6位, FP2: 6位
今日は簡単な一日にはならなかったよ。マシンのドライブが困難でラップをまとめるのに苦労したんだ。特にFP1ではね。セットアップについてはFP2に向けて改善できたんだけど、まだやるべき仕事が残ってる。
ここは難しいサーキットだし、全てのコーナーをちゃんと走るためにはバランスの良いマシンが必要だから、もっとクルマを安定させなきゃならない。明日は風向きが変わるみたいだから、その点も考慮しなきゃね。
ウルトラソフトを継続的に機能させるのに苦戦してるのに加えて、オーバーヒートにも苦しんでるんだ。ここはオーバーテイクが難しいからトラックポジションが重要。だから、ピットストップの数は出来る限り少ない方が良い。予想通りレッドブルとフェラーリが速さを見せているから、かなりの接戦になると思う。
初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手レッドブルのマックス・フェルスタッペンを0.074秒差で退けた。3番手には0.227秒遅れでダニエル・リカルドが続く結果となった。
F1ハンガリーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月28日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってブタペスト郊外のハンガロリンクで開催される。