2021年4月17日のF1エミリア・ロマーニャGP予選を終えてインタビューに答えるアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ、2021年4月17日
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

「紳士協定破り」と糾弾するアントニオ・ジョビナッツィ、反論するニキータ・マゼピン

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アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィは、F1第2戦エミリア・ロマーニャGP予選でのニキータ・マゼピン(ハース)を「紳士協定違反」と激しく非難し、その振る舞いに対して怒りをあらわにした。

ジョビナッツィは予選Q1の最終アタックの際、ターン1へと向かう途中で自身のスリップストリームを得たマゼピンにオーバーテイクされ、結果として少なくないタイムを失い17番手でヘルメットを脱ぐ事となった。

予選を終えたジョビナッツィは、マゼピンがドライバー間の取り決め、すなわち予選ではお互いにスペースを保って周回するという”紳士協定”を守らなかったと非難した。

「僕らはお互いに尊重し合っているのに、彼は尊重しなかった。これは予選ラップのあり方としては本当に正しくない。僕は最後の1周を走る事ができなかった」とジョビナッツィは憤った。

「僕らにはある種の合意事項がある。ラップを始める際は(前のクルマとの間に)スペースを空けなきゃならない。でも彼は僕のすぐ背後にいて、ホームストレートで横に並んできた」

「結局は彼は、彼自身のラップをダメにして、僕のラップも台無しにした。彼が何故こんな事をするのかは分からない」

マゼピンとは既に話し合ったのか?話し合うつもりはあるのか?と問われたジョビナッツィは苛立った様子で「まだだ」と繰り返した。

ジョビナッツィは「あの瞬間まで僕は14番手だったけど、ラスト1周を終える事ができなかった」と述べ、マゼピンとの一件がなければQ2に進出できたはずだと訴えた。

イモラ・サーキットを走行するハースVF-21のニキータ・マゼピン、2021年4月17日F1エミリア・ロマーニャGP予選にてCourtesy Of Haas

イモラ・サーキットを走行するハースVF-21のニキータ・マゼピン、2021年4月17日F1エミリア・ロマーニャGP予選にて

ジョビナッツィに言い分があるように、マゼピンにも言い分がある。

「ピットから出る際、かなり間隔を空けてピットレーンをゆっくりと進んだ。ターン17と18で渋滞が起きても自分のスペースを確保できるようにね」とマゼピンは説明する。

「ターン17へと繋がるストレートに着くと、前方にいた5・6台のマシンがかなりの低速で走っていた。その先頭にいたのはメルセデスだった。かなりゆっくりしたペースだった。理由は分からないけどタイヤの準備のためだったんじゃないかと思う」

「僕はドライバー協定を尊重して隊列に並んでいたけど、ターン17に差し掛かった時にエンジニアから『あと10秒だから、今すぐプッシュしてくれ』って言われたんだ」

「僕の後ろにいたリカルドとラッセルも行きたがっていた。僕は加速し始め、それを見たアントニオも加速した。そしてメインストレートで彼に接近した。僕にできたのは彼の前に出る事だけだった」

Q1ではアルファタウリ・ホンダの角田裕毅がクラッシュを喫した事で、計測ラップの中止を強いられたドライバーが多くあり、赤旗が出た事で実質的にセッション時間が削られる事となった。

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