ジョージ・ラッセル、嬉し涙の後にF1ハンガリーテストでメルセデスをドライブ
ウィリアムズのジョージ・ラッセルが、F1ハンガリーGP後にハンガロリンクで開催されるピレリタイヤテストにメルセデスから参加する事が決まった。
来季メルセデス昇格が囁かれる23歳のイギリス人ドライバーは8月3日(火)、来季導入の2022年型18インチタイヤを装着したシルバーアローのミュールカーに乗り込む。
ラッセルがウィリアムズではなくメルセデスのテストに参加するのは今回が初めてではなく、2019年にはバーレーンとアブダビでシルバーアローを駆り、更には初のF1テスト参加となった2017年のハンガロリンクでもメルセデスW08をドライブしている。
ただしバルテリ・ボッタスが再び手痛いミスを犯した直後にして、2022年に向けたシリーシーズンが加速するサマーブレイクというこのタイミングでのドライブは、憶測と関心を呼ぶに十分過ぎる。
メルセデスのトト・ウォルフ代表は夏休み中に来季ルイス・ハミルトンのチームメイトを決めるとしており、候補に挙がっているのはラッセルとボッタスである。ラッセルはウィリアムズでの男泣きの初ポイントを獲得した直後にメルセデスのコックピットに座る事になる。
8月1日のハンガリーGPで1周目の大混乱を引き起こした挙げ句に自らをリタイヤに追い込み、次戦ベルギーGPでの5グリッド降格が科されたばかりのボッタスにとっては心中穏やかではあるまい。
8月3日~4日に行われる今回の開発テストにはメルセデスだけでなく、マクラーレンとフェラーリも参加する。
フェラーリの参加ドライバーは現時点で明らかにされていないものの、マクラーレンはランド・ノリスを火曜日に、ダニエル・リカルドを水曜日にあてるとしている。