ガスリー、中団チームに惨敗の9番手「セットアップ変更でグリップが不足」F1フランスGP《予選》
レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは22日(土)のF1フランスGP公式予選で、マクラーレンとルノーの後塵を拝する予選9番手に終わり、母国ファンの期待に応える事が出来なかった。
土曜午前のFP3では僚友マックス・フェルスタッペンから1000分の61秒遅れのタイムで6番手を記録していたが、午後のスターティンググリッド争いでは大きく後退。4番手につけたチームメイトに0.775秒もの遅れを取った。
セッションを振り返ったガスリーは「予選に向けてセットアップを変更したら、グリップが不足してしまった」と打ち明けた。フェルスタッペンのマシンにも変更が行われているが、こちらはそれによってパフォーマンスが改善したと述べている。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーによると、ガスリーがフェルスタッペンに比べて特にタイムを失っていたのがターン5とターン6だという。ミストラル・ストレート手前の低速右コーナーだ。風の影響によってクルマが煽られた可能性もありそうだが、チーム内での立場が心配される。
セットアップ変更でグリップが不足
ピエール・ガスリー予選: 9位, FP3: 6位
全体として難しい予選になってしまった。6番手タイムを記録したFP3では速さがあったけど、予選に向けて幾つかセットアップを変更したら、グリップ不足に見舞われ苦戦してしまったんだ。本来だったらもっと上の結果が得られたはずだから、9番手という結果には本当にガッカリしてる。でもこれが現実だし、気持ちを切り替えて決勝で全力を尽くすしかない。
ソフトタイヤでスタートする事になるから、決勝レースは一筋縄ではいかないと思うけど、プラクティスでのロングランペースは悪くなかったし、ポジションを挽回するには、できるだけタイヤを保たせて戦略面で上手くやる必要がある。明日は限界までプッシュして戦うよ。
ポールポジションはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスがフロントローを独占した。2列目3番手はフェラーリのシャルル・ルクレール、4番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く。
2019年F1第8戦フランスグランプリ決勝レースは、日本時間23日(日)22時10分から行われ、1周5842mのポール・リカール・サーキットを53周する事で勝敗を決する。