F1、日本GPとアメリカGPの2回目のフリー走行を30分間延長
三重県鈴鹿サーキットで10月7日 (金)に開催されるF1日本GPの2回目のフリー走行が、2023年仕様のタイヤテストを目的に30分間延長される事が決まった。
同じ様にアメリカGPでもFP2が30分間延長されるが、いずれかのセッションがウェットとなった場合は、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われるメキシコGPのFP2が代替案に挙がっている。
英Autosportによると、ヘッド・オブ・カーレーシングとしてピレリF1の現場を統括するマリオ・イゾラは「FP2は60分間ではなく90分間になる。それにより幾らか柔軟性を確保できる」と説明した。
「現在のプランで上手くいく事を願っている。もちろん初めての事だから、上手く機能するかどうかをチェックする必要がある」
来季スペックのプロトタイプタイヤのテストは極一般的だが、通常はレースウィーク終了後の平日に別途、そのための時間が設けられる。
ただ、今週末のオランダGPの翌戦、イタリアGP後に計画されているテスト(レッドブルが参加)が終わると、F1サーカスはシーズン終盤のフライ・アウェイ戦へと突入する。ヨーロッパ域外での慌ただしいスケジュールの中で、週末以外の時間を作る事は容易ではない。
週末のセッション中にテストが行われる事は、観戦のために足を運ぶファンにとって朗報だろう。ただチーム側としては、その分だけパワーユニットの稼働時間が増えてしまうという課題を抱える事になる。
今季より導入された新しい18インチタイヤは新型グランドエフェクトカーと相まってアンダーステアを誘発しており、ピレリは来季に向けてこれを解消すべく開発を進めている。