女性限定F1アカデミー、6チーム/18台に拡大―2025年にハイテックGPが参戦
女性ドライバーに限定されたF4シリーズ、F1アカデミーは、3シーズン目となる2025年より6番目のチームとして、イギリスを拠点とするハイテックGPを新たに加え、グリッドを18台に拡大する。
ハイテックGPはFIA-F2選手権やF3、GB3選手権、イギリスF4など、幅広いシリーズに参戦しており、2025年のF1アカデミーでは、2台のフルタイム参戦車両とワイルドカード枠の1台を運営する。
ワイルドカード枠は2024年シーズンに導入された。原則として各レース開催地域の若手ドライバーに経験を積ませるもので、2025年には全7ラウンドで実施される予定だ。
ハイテックGPのチームオーナーで、アルピーヌF1チームのチーム代表でもあるオリバー・オークスは「F1アカデミーに参戦できることを嬉しく思う。このプラットフォームは、女性がモータースポーツの世界に進むことをサポートする上で重要な役割を果たしている」 と述べた。
🚨BREAKING: The F1 Academy grid expands to 18 cars from 2025 with Hitech Grand Prix joining as the sixth team.
The expansion of the grid in our third season reflects the series' rapid growth since it was founded in 2022 and the increasing talent pool of young female drivers.… pic.twitter.com/Biy5CI2lZa
— F1 Academy (@f1academy) December 6, 2024
F1アカデミーは、若手女性ドライバーの育成およびモータースポーツ界への進出を支援する目的でF1が設立したレーシングシリーズで、2023年に初開催を迎えた。
初年度はARTグランプリ、カンポス・レーシング、MPモータースポーツ、プレマ・レーシング、ロダン・モータースポーツの5チームが参加。今季も同じチーム構成でシリーズが進行中だ。
全てのチームは、約174馬力を発するアバルト製1.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載したタトゥース製のF4シャシー「T421」を使用する。タイヤはピレリが供給する。