デ・フリース、F1離脱を経てハーバード受講…ラティフィに続き学問の戸を叩く

カタロニア・サーキットのパドックを歩くニック・デ・フリース(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年6月1日F1スペインGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

アルファタウリのF1シートを失ったニック・デ・フリースは、交渉術やリーダーシップを学ぶためにアメリカ最古の高等教育機関、ハーバード大学のコースを受講する予定であると明かした。

28歳のオランダ人ドライバーは今年、伊ファエンツァのチームからフル参戦デビューを果たしたが、チームメイトの角田裕毅に太刀打ちできず、レッドブルから開幕僅か10戦で解雇された。ハンガリーGP以降はダニエル・リカルドが後任としてAT04をドライブしている。

デ・フリースはフォーミュラEやFIA世界耐久選手権(WEC)への参戦が噂されているが、突如空白となってしまったスケジュールを利用して、まずは勉強に励む計画だと明かした。

蘭「RacingNews365」によるとデ・フリースは「僕はこれまでの人生で一度も勉強したことがなく、実際、高校も卒業していないんだけど、9月にハーバードのコースを受講するつもりなんだ」と語った。

「ネゴシエーションやリーダーシップなどについて少し勉強しようと思ってね。今は他のことを学ぶ時間があるし、興味がある事について勉強するつもりだ」

かつてのボス、メルセデスのトト・ウォルフ代表はハーバード・ビジネス・スクールでゲスト講師を務めており、MBA(経済学修士)過程の1年生と2年生を対象に来年、講義を行なう予定だ。

F1シート喪失後に勉学に励むと決めたドライバーはデ・フリースが初めてではない。昨年末を以てウィリアムズのシートを失ったニコラス・ラティフィは当面、レース活動を行わず、ロンドン・ビジネス・スクールに通ってMBAの取得を目指す計画だ。

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