非難するペレス、”慌てた”ハミルトンがレースを「台無し」にした…RB19のサイドポッドに大穴

F1ベルギーGPスプリントでのルイス・ハミルトン(メルセデス)との接触により損傷したセルジオ・ペレス(レッドブル)のサイドポッドとフロア、2023年7月29日Courtesy Of redbullracing@Instagram

7月29日のF1ベルギーGPスプリントでリタイヤを余儀なくされたセルジオ・ペレス(レッドブル)は、「慌てた」ルイス・ハミルトン(メルセデス)が自身のレースを「台無し」にしたと主張した。

11周で争われたスパでのスプリントの7周目、サイド・バイ・サイドとなった両者はターン15で接触。ハミルトンの前方4番手を走行していたペレスはサイドポッドとフロアにダメージを負って失速し、これが原因でリタイヤした。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「残念ながらルイスとの接触によりサイドポッドに大きな穴が開いてしまい、ダウンフォースが大幅に失われたためリタイヤさせるしかなかった」と振り返った。

接触によるクルマの損傷についてペレスは「甚大」であり、ハミルトンは「少し慌てていた」と指摘。自身のレースを「台無し」にしたと非難した。

「彼のせいでクルマの右側全体がダメージを負ってしまった。フロアとサイドポッドを壊したんだ。あまりにもグリップが失われた結果、ゲームオーバーだ」

「彼はグリップを失ったためにクルマを止めることができず、僕の横腹に突っ込んできてフロアを傷つけた。本当に残念だ」

「彼は少し慌てていたと思う。今日は誰もがリカバーするために急いでいた。短いレースだからその位のリスクを取らなきゃならないのは分かるけど、彼のせいで僕のレースは台無しになってしまった。残念だよ」

ハミルトン、セナを引き合いに自己弁護

ペレスとは対照的にハミルトンはフロアにダメージを負いながらもレースを続行。4位でチェッカーを受けたが、一件の責任を問われて5秒ペナルティを受け7位に降格した。

日曜の決勝レースではポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)に続き、ペレスが2番手、ハミルトンが3番手からスタートする。


2023年F1ベルギーGPスプリントではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3位にピエール・ガスリー(アルピーヌ)が続く結果となった。

決勝は日本時間7月30日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周7004mのスパ・フランコルシャンを44周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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