アルボン、低下した路面温度に翻弄「ウォームアップをミスしたかも」F1アゼルバイジャンGP《予選》
F1アゼルバイジャンGP公式予選を13番手で終えたトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンは「ウォームアップをミスしたかもしれない」と語り、路面コンディションに上手く対応できなかったと失望をあらわにした。
ロバート・クビサとダニール・クビアトのクラッシュのために、バクーのグリッド争いは2度の赤旗中断を強いられた。この結果、スケジュールにトータルで一時間強の遅れが発生。日が陰り始めたために、Q2開始時点で路面温度は5度も低下していた。
アルボンはSTR14のポテンシャルを引き出して順当にQ2進出を果たしたものの、10番手でQ3進出を果たしたアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィに0.1秒届かず、13番手でノックアウトを喫した。なお、ジョビナッツィにはエンジン交換に伴う10グリッド降格処分が科されるため、アルボンは12番グリッドから明日の決勝レースをスタートする。
低下した路面温度に翻弄「ウォームアップをミスしたかも」
アレックス・アルボン予選: 13位, FP3: 8位
最終的に、少し不満が残る予選になってしまった。今週末はQ3に進出できるだけのペースがあるとずっと感じていたのに、大事な時に発揮できなかった。タイヤを適正な温度に保たなきゃならなかったんだけど、赤旗中断を終えたセッション終盤に気温が急激に下がってしまい、上手くマネジメントできなかった。
路面温度が低下してからはグリップ不足に陥ってしまい、マシンがスライドしてしまうような状況だった。ちゃんとウォームアップできていなかったのが原因かもしれない。今日もそうだったけど、バクーではどんな波乱があるか分からないから、諦めずに全力で決勝に挑むよ。
混乱のグリッド争いを制したのはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。ルイス・ハミルトンを抑えて今季2度目のポールポジションを獲得した。セカンドロウにはフェラーリのセバスチャン・ベッテルとレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが並んだ。
波乱必至の2019年F1第4戦アゼルバイジャングランプリ決勝レースは、日本時間4月28日(日)21時10分にブラックアウトを迎え、1周6,003mのバクー市街地コースを51周する事で勝敗を決する。