セルジオ・ペレス「実は結構自信を失っていた」と吐露、制動に不安を覚えながらも3番手
セルジオ・ペレス(レッドブル)は前戦のQ1敗退によって「かなりの自信」を失った結果、F1アゼルバイジャンGPに向けてブレーキングに不安を抱えていたというが、それでも28日(金)の予選では3番手タイムを刻み、立ち直りつつある事をうかがわせた。
ペレスはアルバート・パークでの前戦で、FP3に続いて予選Q1でもブレーキに苦戦。魔のターン3でグラベルに捕らわれた結果、僚友マックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得する中、ノータイム最下位でセッションを終えた。
バクーでの予選を終えたペレスは、3番手という結果には「もっとやれたと思うだけに少しガッカリ」だとする一方、「まあ、Q1を突破できないよりは3番手の方が遥かに良いよね」と振り返り、あの一件によってかなり気落ちしていたのだと明かした。
「メルボルンでの一件に関しては正直なところ、かなり自信を失ったんだ。でも、徐々に取り戻してきているように思う」
「ここでは自信を持ってブレーキを踏めるかどうかが重要だけど、その点で上手くやれているように思うからね」
開幕3戦でレッドブルが独占してきたポールポジションは今回、初めてシャルル・ルクレール(フェラーリ)に奪われた。ペレスはタイヤのウォームアップに手こずり完璧なラップを走れなかった以上、この結果は驚くものではないと主張する。
「今シーズンの予選はずっと、かなりの接戦だったと思う。完璧にまとめられなければポールを獲得するのは不可能だ。だってマージンはいつだってコンマ1秒の範囲内で、最大でもコンマ2秒ほどなんだから」
「だから、ポールを獲るためには完璧な予選にする必要があるんだ」
「今日の僕らは最大限のパフォーマンスを発揮できなかった。だからフェラーリに破れたんだ。今年の予選はもともと、とんでもなくタイトだったわけで、そういう意味では驚いちゃいないよ」
2023年F1アゼルバイジャンGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にセルジオ・ペレスと、今年初めてレッドブル勢を退けてみせた。
スプリント・シュートアウトは日本時間4月29日(土)17時30分から、スプリントは同22時30分からバクー市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。