全タイヤで好タイム連発のメルセデス「まだ速くなる」F1オーストリアGP 2017《初日》

向かい合って話をするハミルトンとボッタスcopyright MercedesAMGF1

2回のセッションを共にトップ3圏内で終えたメルセデスAMGは、第9戦F1オーストリアGPの初日を力強いパフォーマンスで締めくくった。

メルセデス勢は、レッドブル・リンクに持ち込まれた3種類のタイヤの全てで好タイムを連発し、抜群のマシンバランスを披露した。テクニカル・ディレクターのジェームス・アリソンは、新しい空力アップデートが施されたW08は、ロングランでもショートランでも速さを示しており、まだ改善の余地があると余裕をみせる。

7日(金)のグランプリ金曜初日を終えて、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが発表したコメントを以下に紹介する。

メルセデスF1:GP初日を終えて

ルイス・ハミルトンFP1: 1位, FP2: 1位

今のところは文句を言うような頭の痛い問題もなく、すごくいい金曜日になったんじゃないかな。2回目のフリー走行でスパークプラグを交換するハメになったんだけど、チームの皆がマシンをコース上に戻すために素晴らしい仕事をしてくれたから、ちゃんとプログラムを消化できたんだ。何より重要なのは、マシンが最高に速いって感じられる事だね。

今の時点ですでにバランスも取れてきてるし、コース上での感触は良かったよ。去年と比べると今年はかなり速くなってるよね。難しいコースだから、1周をまとめ上げるのには適度な緊張感があるんだ。チームの雰囲気はいい感じだし、フェラーリとのバトルに皆ワクワクしてるよ。

バルデリ・ボッタスFP1: 3位, FP2: 3位

手堅くスタートできたんじゃないかな。チーム内の雰囲気は良いし、ここでも僕らのマシンが速いのは明らかだからね。チームのみんなが懸命に作業して届けてくれたアップグレードが、フタを開けてすぐに機能してくれて良かったし、エアロ的にはバクーからまた一歩前進できたから頼もしいね。

ここでのミスはすぐに自分に返ってきちゃうから、今日はマシンの限界を探ってたんだ。まだ学べることはあると思うし、残りの週末に向けて積み重ねていけるはずだよ。マシンバランスは良いから、予選のために今夜は少しだけセットアップを微調整する予定なんだ。フェラーリはここでもまた強そうだから、今週も面白いレースになるんじゃなかな。


予定外のギアボックス交換により、ハミルトンには5グリッドの降格ペナルティーが科せられる見込みだが、初日の結果を見る限り、ペナルティーによるダメージは最小限となる公算が高い。

2017年第9戦F1オーストリアGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1オーストリアGP特設ページを参照されたい。

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