ホンダのスペック3改良版パワーユニットの恩恵もあってか、オーストリアGP初日2回のセッションを共にTop10圏内で終えたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ。午前のFP1は最速を記録したルイス・ハミルトンから1.535秒遅れの9番手、午後のFP2は1.249秒遅れの8番手につけた。
予選が行われる土曜と決勝の日曜日は雷雨の予報が出ており、セッション中に天気が崩れる可能性があるが、アロンソは自身はタイトル争いをしているわけではないし、不安定なコンディションの方が好ましいとコメント。アロンソが語ると皮肉に聞こえてしまうのが、何とも不思議である。
アロンソ：グランプリ初日を終えて
フェルナンド・アロンソFP1: 9位, FP2: 8位
今日は皆マシンの限界を探ってたみたいだね。今日はコースオフする場面をたくさん見たけど、明日は落ち着くんじゃないかな。
僕らにとっては悪くない1日だった。両方のセッションでちょっとばかり走行時間をロスしちゃったけど、最終的にすべてのプログラムを終えられたからね。午後に縁石にぶつかってしまってフロアにダメージを受けたんだ。交換しなきゃならなかったよ。でも、有益なデータを得ることが出来たよ。
集めたデータについてはこれから詳細に見直して、今日テストした点を調べながら、明日のために何が出来るかを検討するつもりさ。コンマ数秒の中に7台とか8台のマシンがひしめき合ってるね。明日はこの集団の上にいるのか下にいるのかがはっきりするはずだよ。
土曜と日曜は天気が不安定みたいだし、チャンピオン争いをしてるわけでもないから、突然の雨はウェルカムだよ。最終的にどう転ぶかは分からないけど、失うものがない時って物事が上手くいくんだよね…。
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