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アロンソ「年間25レースになるならF1を去る」F1新オーナーに警告
カナダGPの公式記者会見に臨んだマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、今のF1が年間25レース制になればF1を去ると語り、市場拡大のためレース数増加を目論むF1オーナーに警告した。
2017年は年間20レースが行われる予定であるが、F1の新オーナーであるリバティ・メディアはレース数の拡大を目指している。来年はドイツGPとフランスGPが復活し、今年よりも1レース多い計21レース制となる見込みとなっている。
「僕がF1に来た時は、年間16戦に加えてテストがあっただけだったけど、今や年間のレース数は増え続けていて、既にかなりのレースを戦うことを要求されていると思う。僕はもう十分だと思う。25・26戦もあると良い面もあると思うけど、悪い面だってある」
「プライベートを考えると厳しいよね。僕は、レース数の増えたF1をやるよりも、良い人生を過ごす事の方が大事だと考えてる。僕の今のキャリアを考えればね。だから、もしカレンダーが近年のように20とか21戦の間に留まるなら、僕は喜んでレースを続けるつもりだ。でも、もしNASCARみたいに40も50もレースが増えるなら、それは僕のいるべき場所じゃない」
現在のルールでは、チームの同意さえあれば年間25レースまでは開催可能となっている。これ以上のレース数増加はドライバーに対してよりも、チームへの負担が大きくなるとして、フェラーリのセバスチャン・ベッテルも否定的な見解を述べている。