決勝後のインタビューに応じるピエール・ガスリー(アルピーヌ)、2026年9月26日(土) F1アゼルバイジャンGP(バクー市街地コース)
copyright FORMULA 1

“打ちのめされた”ガスリー。僚友コラピントの追突で好機消滅「今季最高のレースカー」も無得点

  • Published:
  • Googleで優先するソースとして追加する

ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPで「今シーズン最高のレースカー」を駆り7番手を走行していたものの、チームメイトのフランコ・コラピントに追突されたことで、その速さをポイントに変える機会を奪われた。

レース後、ガスリーはコラピントの謝罪を受け入れるとしながらも、打ちのめされた心境を隠すことはできなかった。

コラピントは、セーフティーカー(SC)明けのターン1で激しくロックアップ。7番手を走っていたガスリーに衝突し、弾かれたガスリーがさらにアウト側のノリスに接触。3台ともリタイヤした。接触直後、ガスリーは無線で力なく嘆いた。

「信じられない……信じられない。こんなに多くのポイントを失うなんて……」

言葉を失うガスリー「受け止められない」

ガスリーは中団の先頭を走り、上位勢を追っていた。

「すごくいい週末で、レースも良かっただけに、この結果にはみんな本当に失望している。クルマの感触は本当に良かった。ペースはルイス(ハミルトン)にほぼ匹敵していたし、ランド(ノリス)とは同じくらいだった」とガスリーは振り返った。

「彼[ノリス]がターン1でロックアップするまで、彼に対して3秒差をキープしていたし、後ろのフランコ(コラピント)に対しては15秒の余裕があった。だから……この出来事を、まだ受け止めることができない」

「正直、今シーズン最高のレースカーだったと思う。その意味では前向きだけど、同時に、こういう大量にポイントを獲れるチャンスが来たら、それを結果につなげなきゃならないのに、残念ながら今日はそれができなかった」

「正直、言葉が見つからないし、言葉にする必要もないと思う」

謝罪受け入れるも「打ちのめされた」

事故以前の段階で、アルピーヌは2台ともポイント圏内を走行していた。ガスリーは7番手、コラピントは10番手。そのままの順位でレースを終えていれば、コンストラクターズ選手権5位を争うレーシング・ブルズとの差を2ポイントまで縮める可能性があった。

だが、アルピーヌがノーポイントに終わった一方、今回の同士討ちはライバルに入賞の機会をもたらした。

アーヴィッド・リンブラッドは、同じリスタートでチームメイトのリアム・ローソンに追突しながらもペナルティを受けず、7位でフィニッシュ。レーシング・ブルズはアルピーヌとの差を15ポイントに広げた。

コラピントの謝罪に納得しているかと問われたガスリーは、「正直、打ちのめされている。今日の出来事について、納得できるかと言われれば、納得できるわけがない。彼の謝罪は受け入れるけど」と答えた。


2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポール・トゥ・ウインで今季3勝目を飾った。マックス・フェルスタッペンが2位、アイザック・ハジャーが3位に入り、レッドブル・レーシングがダブル表彰台を獲得した。

マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦バーレーンGPは、10月2日(金)のフリー走行1で幕を開ける。

F1アゼルバイジャンGP特集