
山越陽悠、日本人初のFIA-F3ポール「言葉では言い表せない」0.015秒差で歴史的快挙
2026年FIA-F3選手権第4戦シュピールベルクの予選が6月26日(金)にレッドブル・リンクで行われ、山越陽悠(ヴァン・アーマスフォールト・レーシング)が日本人ドライバーとして初めて同選手権でポールポジションを獲得した。
山越はウーゴ・ウゴチュクウ(カンポス)をわずか0.015秒差で2番手に抑えた。3番手にはトゥーッカ・タポネン(MPモータースポーツ)が続いた。トップ3は0.045秒以内にひしめく大接戦となった。
ヴァン・アーマスフォールト・レーシングは、多くのドライバーが1回目と2回目のアタックを行う合間のタイミングで3台全てをコースへ送り出した。
これにより山越は、トラフィックに悩まされることなく1分21秒730を記録。その後はピットへ戻り、ライバルの追い上げを見守った。
結果、最後まで誰もこのタイムを上回ることはできず、山越はF3キャリア初のポールを獲得した。チームにとっても、2022年のバーレーンでフランコ・コラピントが記録して以来、4年ぶりのFIA-F3ポールとなった。
歴史的快挙「言葉では言い表せない」
山越は、最後のアタックラップでミスを犯したと明かしつつ、ポール獲得の瞬間の感情は言葉にできないと喜びを語った。
「最後のアタックでミスをしてしまい、『なんとか持ち堪えてくれ』と祈るような心境でした。ポールポジションが決まった瞬間の思いは、言葉では言い表せません。本当に、本当に嬉しいです」
「特にF3史上、日本人ドライバーとして初めてのポールポジションということもあって、本当に最高の気分です」
山越はまた、ルーキーイヤーでのポールは予想していなかったと振り返った。
「カンポスやトライデントは昨年、本当に強かったですし、今年も引き続き強いだろうと考えていました。でも、チームはシーズン開幕から本当に素晴らしい仕事をしてくれました。そのおかげで自信を深めていくことができましたし、スピードも取り戻せたのだと思います」
山越はここ数戦で好調を維持している。モナコではスプリントレースを制したものの、技術規則違反により失格の憂き目に遭ったが、続くバルセロナでは3番グリッドからフィーチャーレースで2位に入り、見事に巻き返しを果たした。
フィーチャーレースに先立ち上位12台がリバースグリッドとなるスプリントレースは、現地時間6月27日(土)10時5分にスタートする。