
アロンソがAMR26初走行、”制限下”で確認に徹す。フェラーリ最速/2026年F1バルセロナテスト《最終日》午前結果
2026年F1バルセロナ・シェイクダウンは1月30日(金)、最終5日目の走行日を迎えた。4時間に及ぶ午前のセッションで最も熱い視線を集めたのは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)だ。
2026年からホンダとタッグを組む同チームにとって、新車「AMR26」の仕上がりは、オーナーのローレンス・ストロールが掲げるタイトル制覇という目標の行方を占う上で重要な意味を持つ。アロンソは速度を制限した状態で周回を重ね、最終的に49周を走破。ベストタイムは1分20秒795だった。
ルクレール、ミディアムタイヤで最速
暫定トップに立ったのは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)だ。現地報道によれば、78周を重ねてミディアムタイヤで1分16秒653を記録した。前日にジョージ・ラッセル(メルセデス)がソフトタイヤでマークした1分16秒台に、より硬いコンパウンドで迫った形だ。
これに続いたのはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)で、1分17秒446を記録。3番手には1分18秒285のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が入った。上位3台はいずれも50周以上を重ねており、順調にプログラムを消化している様子がうかがえる。
新規参戦組も走行を重ねた。ガブリエル・ボルトレート(アウディ)は生産的な66周を計上して6番手、バルテリ・ボッタス(キャデラック)は33周で8番手タイムをマークしている。
メルセデス製パワーユニットへと切り替えたアルピーヌ「A526」も着実に歩みを進めており、ピエール・ガスリーが78周を走り込み、5番手タイムを記録した。
一方、最も多くの距離を稼いだのはハースだ。信頼性トラブルに見舞われた2日目の遅れを取り戻すべく、オリバー・ベアマンは午前中だけで106周という驚異的な周回数をこなした。
牙を隠すAMR26、速度制限下で動作チェック
地元スペインのファンから大きな注目を集めるアロンソは、この日が「AMR26」での初走行となった。ただし、その内容は当然ながらタイムを追求するものではなかった。
エアロレイクすら装着せず断続的なランを繰り返し、一定の速度制限が課されているかのような走りに終始したと伝えられている。パワーユニットの作動確認に重点を置いた初期中の初期チェック段階と受け取れる内容だった。
セッション終盤にはソフトタイヤに履き替え、1分20秒795までタイムを縮めたものの、本来のポテンシャルが未だベールに包まれていることは明らかだ。なお50周を下回ったのはアストンとキャデラックの2チームだけだった。
テスト最終日の午後は、セットアップ作業を含め、開幕戦を見据えたより実戦的なプログラムへ移行するチームも出てきそうだ。アロンソはいつ「速度制限」を解き、ホンダの魂を宿したAMR26の真の咆哮をカタロニアの空に響かせるのか、その瞬間は本テスト中に見られるのかどうか、午後の注目点の一つになりそうだ。
2026 F1バルセロナ・シェイクダウン最終日午前 非公式参考結果
| Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ルクレール | フェラーリ | 1:16.653 | 0.000 | 78 |
| 2 | ピアストリ | マクラーレン | 1:17.446 | 0.793 | 80 |
| 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:18.285 | 1.632 | 69 |
| 4 | ベアマン | ハース | 1:18.423 | 1.770 | 106 |
| 5 | ガスリー | アルピーヌ | 1:19.754 | 3.101 | 78 |
| 6 | ボルトレート | アウディ | 1:20.179 | 3.526 | 66 |
| 7 | アロンソ | アストンマーティン | 1:20.795 | 4.142 | 49 |
| 8 | ボッタス | キャデラック | 1:22.790 | 6.137 | 33 |