
王者ナンバー喪失のフェルスタッペン、2026年車番はリカルド愛用の「3」へ変更――「33」に戻らず
4度のF1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、2026年シーズンに向けて自身のカーナンバーを「3」に変更することを明らかにした。
2022年から2025年にかけて4連覇を達成してきたフェルスタッペンは、これまで王者にのみ許されるカーナンバー「1」を使用してきた。だが、2025年シーズンはランド・ノリス(マクラーレン)にわずか2点差で敗れ、来季は「1」を掲げる資格を失った。
Courtesy Of McLaren
ワールドチャンピオンに輝いたランド・ノリス(マクラーレン)をパルクフェルメで称えるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2025年12月7日F1アブダビGP決勝レース(ヤス・マリーナ・サーキット)
F1デビュー時から使ってきた「33」に戻る可能性もあったが、フェルスタッペンが最終的に選んだのは「3」だった。本人にとっては、長年の念願が叶った形だ。
フェルスタッペンは、この変更について次のように語っている。
「33番にはしない。僕のお気に入りの数字は、1を除けばずっと3だったんだ。(ルールが変わって)変更できるようになったから、これからは3番にする」
2015年のF1デビュー当時、「3」はすでにダニエル・リカルドが使用していた。そのためフェルスタッペンは、3を二つ重ねた「33」を選ばざるを得なかった経緯がある。
「33番も悪くはなかったけど、3が2つより、3が1つの方が好きだ。以前は『2倍の幸運』だなんて言っていたけど、F1ではもう十分に幸運を手にしたからね」
Courtesy Of Red Bull Content Pool
ピットレーンでHUGOとのコラボレーション特別リバリーをお披露目するRBフォーミュラ1のダニエル・リカルド、角田裕毅、ローラン・メキーズ代表、ピーター・バイエルCEO、2024年9月19日(木) F1シンガポールGP(マリーナベイ市街地コース)
この変更が可能になった背景には、2026年に向けたレギュレーション改定がある。FIAはカーナンバーの使用規定を見直し、ドライバーがF1参戦時に登録した固定ナンバーをキャリアの途中で変更できるようにした。
とは言え、それでもなお、グリッドを去ったドライバーの番号は2年間使用できない。リカルドは2024年末でシートを失っており、本来であればフェルスタッペンは2027年まで待つ必要がある。
だが、かつてのチームメイトであり友人でもあるリカルドが譲渡を承諾したことで、フェルスタッペンは来季から自身のお気に入りの番号をマシンに掲げることができるようになった。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
最新型のフロントウイングが搭載されたマックス・フェルスタッペン1号車レッドブルRB21、2025年10月4日(土) F1シンガポールGP FP3(マリーナベイ市街地コース)
一方、新チャンピオンに輝いたノリスは、固定ナンバーの「4」ではなく、王者の特権であるカーナンバー「1」を行使する予定だ。
また、レーシング・ブルズから来季フル参戦デビューを果たすアーヴィッド・リンブラッドは「41」を使用する。41番がレギュラー参戦で使われるのは、現行の固定ナンバー制度導入以降、初めてのケースとなる。