角田裕毅「うち2回は納得できるけど…」5位を脅かした4度のトラリミ違反、カタールGPスプリントで今季最上位

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角田裕毅(レッドブル・レーシング)は11月29日に行われたF1第23戦カタールGPのスプリントで5位に入り、貴重な4ポイントを手にした。これは、あらゆるレース形式を通じて角田にとって今季最高位のリザルトとなった。

ただし、この結果はチェッカー時点で確定していたわけではない。ターン10で計4度のトラックリミット違反を取られ、5秒ペナルティを科されていたためだ。

レース後のインタビューに応じた角田は、自身のミスを認めつつ、順位を守れたことについて率直な心境を明かした。

感覚と現実のズレ「残り2回は要確認」

チェッカーを受けた時点で、角田はペナルティにより一つ順位を落とす状況にあった。だが、背後を走っていたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が、同じくトラックリミット違反で5秒ペナルティを受けたため、角田は5位の座を死守した。

「運良く、僕が争っていた相手もトラックリミットを取られていたので助かりました」

角田はそう振り返った。まさに“敵失”に救われた格好だが、これもレースの一部だ。

スプリント後のパルクフェルメに立つ5位の角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月29日(土) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

スプリント後のパルクフェルメに立つ5位の角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月29日(土) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)

問題となったのはターン10だ。角田は計4回の違反を取られたが、そのうち一部については納得がいっていないという。

「正直、トラックリミットは4回取られましたが、2回は理解できます。ただ、残りの2回については、なぜなのか確認する必要があります」

自身の感覚と現実のズレ。このまま放置すれば、この後に控える本予選や決勝で致命的になりかねない。だが角田は前向きだ。

「ただ、少なくとも予選に向けて、どのコーナーで気をつけなければならないのか分かりました」

興味深いことに、レース中には計20回のトラックリミットが記録されたが、そのうちの15回はターン10での違反だった。

ペナを除けば完璧に近いレース運び

わずか19周のレースで4度ものトラックリミット違反を犯した点は評価できないものの、それを除けばレース内容はほぼ完璧だった。スタート直後にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)を交わし、ターン1ではランド・ノリス(マクラーレン)と3位を争う場面もあった。

その後は、タイトルを争う僚友マックス・フェルスタッペンに順位を譲り、レッドブルのドライバーとして求められる役割もきっちりと果たした。

ポイントを獲得できて気分が良いのでは?と問われた角田は「それは間違いありません」と答えたが、その言葉とは裏腹に表情は終始、険しかった。

「良いレースでしたし、ここまで良い週末になっています。週末全体をしっかりまとめることが重要だと分かっていましたし、これまでのところはスムーズです」

「ただ、重要なセッションはこれからです。このまま同じように取り組んで、もっと上手くまとめていきたいと思います」

運も味方につけ、確かな手応えをつかんだ角田。修正すべきポイントを明確にしつつ、勝負の予選へと向かう。

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