フェルナンド・アロンソ、2026年限りでの引退の可能性を示唆

  • Published:
  • Googleで優先するソースとして追加する

2度のF1王者フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が、2026年シーズンを最後にF1から退く可能性を示唆した。スペインのスポーツ紙『AS』に対し「もし来年のクルマが競争力を発揮すれば、2026年が最後になる可能性が高い」と語った。

次世代規則下で最後のチャンスを狙う

44歳のアロンソは2013年以来、勝利から遠ざかっているが、2026年から施行される新レギュレーションを最後のタイトル挑戦の好機と捉えている。

アストンはホンダを新たなF1パワーユニット・サプライヤーとして迎え、新ファクトリーを建設するなど巨額の投資を実行。さらに伝説的デザイナー、エイドリアン・ニューウェイを招聘し、新ルール初年度に向けて体制強化を進めている。

「来年どんな気持ちになるか、肉体的にも精神的にもどう感じるかにかかっている。今はまだはっきりした考えはないけど、クルマが良ければ2026年が最後になる可能性は高い」とアロンソは語り、もし成功に満ちた2026年を迎えられれば、その年限りで引退する可能性を認めた。

車体とパワーユニット双方が刷新される2026年の次世代レギュレーションは、現在の勢力図を根本から覆す可能性を秘めている。アロンソを”最後の挑戦”へと駆り立てるのはそれが理由だ。

「これが最後のチャンスだと分かっている。これは他のレギュレーション変更とは違う。これまでは単なる変更として受け止め、チームがうまくルールを解釈して速いクルマを作ってくれることを願っていた」

「でも今回は違う。僕にとって最後のルール変更なんだ。最後にもう一度グランプリで勝ち、良い時間を楽しみ、表彰台に立ち、チャンピオンシップを戦うためのチャンスなんだ」

「2026年の変更には大きな期待を寄せている。これまでの規則変更と比べて特別に強力だとか弱いだとかじゃなく、僕にとっては感情的に本当に重要な変更なんだ」

本格的な成果は2027年以降?

ただしアロンソは、アストンが本格的に競争力を発揮するのは2027年か2028年になると見ており、2026年に十分な成果が得られなければチームに残る可能性も示唆した。

「エイドリアン・ニューウェイを含め、人員体制が安定する2027年や2028年の方が、僕にとってチャンスが大きいのは分かってる。最初の年からうまくいくかもしれないけど、2年目や3年目の方が競争力を発揮できるはずだ」

「ただ、自分自身とも向き合わなきゃならない。もしクルマが悪ければ、もう1年続けて良い形で最後を締めくくるシナリオもある。逆にクルマが良ければ、2026年が僕にとって最後の年になるだろうね」

現役最古参の去就に注目

現役最年長ドライバーとして今なお高いパフォーマンスを維持するアロンソだが、2026年を境に進退を決断する可能性が高まっている。

アストンが新レギュレーション初年度にどれだけの競争力を示せるかは、チームの未来だけでなく、アロンソのF1キャリアの結末をも左右することになりそうだ。