
2025年F1ベルギーGP《初日》ハイライト動画:ピアストリがレコードを”異次元更新”、SQ1から波乱勃発
2025年FIA-F1世界選手権第13戦ベルギーGPのスプリント予選では、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が従来のレコードを0.742秒も更新する1分40秒510という驚異的なタイムを叩き出し、コースレコードを樹立してポールポジションを獲得した。一方、角田裕毅(レッドブル)は12番手に終わり、惜しくもSQ2敗退となった。
スプリント予選:ハイライト動画
スパ・フランコルシャンはF1カレンダー最長となる1周7.004kmのレイアウトを持つため、通常予選より時間が短いSQ3では、各ドライバーに許されるフライングラップは実質1回のみとなり、ポール争いは一切ミスが許されない状況で行われた。
2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が続いたが、ピアストリは両者に対してそれぞれ0.477秒、0.618秒もの大差をつける圧巻のパフォーマンスを披露した。
SQ1では、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)が、まさかの敗退を喫する波乱があった。アントネッリはターン14でスピン。グラベルに飛び出し大量の砂利をコース上に撒き散らした。ハミルトンは最終シケインでロックアップ。スピンを喫し、黄旗が提示された。
フリー走行1:ハイライト動画
週末唯一のフリー走行でトップタイムを記録したのはピアストリ。0.404秒遅れの2番手はフェルスタッペンと、スプリント予選と同じ顔ぶれがトップ2を占めた。角田はソフトタイヤでのラップをまとめ切れず、18番手に沈んだ。
カルロス・サインツ(ウィリアムズ)は燃料システムに問題を抱えたようで、「リンプモードで重大な問題」が発生。走行時間をロスした結果、全車最小の16周にとどまった。
2025年F1ベルギーGPのスプリントレースは日本時間7月26日(土)19時から、公式予選は23時から、1時間に渡ってスパ・フランコルシャンで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。