11番手の角田裕毅、激戦に触発され”やる気スイッチ”ON…完璧な仕事でQ3進出目指す
3月7日(木)の2024 F1第2戦サウジアラビアGPの初日FP2を11番手で終えた角田裕毅(RB)は熾烈な中団争いに触れ、予選Q3進出のためには全方位的に「完璧な仕事」が必要との考えを示すとともに、ミリ秒単位でポジションが入れ替わる状況を受けモチベーションが高まってると明かした。
10番手タイムを刻んだオスカー・ピアストリ(マクラーレン)から14番手のアレックス・アルボン(ウィリアムズ)までの差は僅か0.195秒に過ぎず、前戦バーレーンGPに続き、ジェッダ市街地コースでも僅差の予選Q3バトルが予想される。
クルマの感触について角田裕毅は、バランス面に関しては問題なく、良い1日だったとしつつも「幾つか検討しなければならない箇所があります」と説明した。
タイトな中団の中で如何にしてQ3へのドアを開くつもりなのか?と問われると次のように述べ、「ミリ秒の積み重ね」が重要になるとの考えを示した。
「バーレーンでそうだったようにフィールドが本当に接近しているので、あらゆる面で完璧な仕事が必要だと思います」
「改善したい箇所があるので、明日に向けてこれらの課題を幾つか消化するか、あるいは微調整していければと思っています」
「ポジション争いではミリ秒単位での積み重ねが重要です。それが理由の一つとなり(バーレーンでは)1000分の7秒差で10番手を逃す事になりました。」
「接戦であることは悪いことではなく、確実に僕のモチベーションになっています。集中していかなければなりません」
ロングランペースについては、まだライバルと比較していないと前置きしたうえで「最高とは言えませんが、だからと言って最悪というわけでもありません」と述べ、FP2で収集したデータを元に、「あらゆる面を微調整」してレースに向けた準備を整えていきたいと付け加えた。
2024年F1サウジアラビアGP初日FP2をトップで締め括ったのはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)。0.230秒差でジョージ・ラッセル(メルセデス)を2番手に、0.331秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を3番手に退けた。
3回目のフリー走行は日本時間3月8日(金)22時30分から、公式予選は同26時から1時間に渡ってジェッダ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。