メルセデス新型PUが早くも故障…ロバート・クビサがノータイム / Williams
ウィリアムズ・レーシングは8月31日のF1ベルギーGP公式予選で、ジョージ・ラッセルが19番手でQ1敗退。ロバート・クビサはマシントラブルに見舞われ、一度もタイムを計測できずにマシンを降りた。
クビサはエンジン全開のブランシモン(ターン17)手前の地点で、マシン後方から大量の白煙と炎を吐いてマシンストップ。セッションは赤旗中断となった。チームはICE=内燃エンジンのトラブルだと公表した。ウィリアムズの2台は、メルセデスの最新型フェーズ3エンジンを搭載していた。
予選資格を得られなかったクビサだが、スチュワードはレースへの出走を許可すると発表した。シニアレースエンジニアのデイブ・ロブソンは、決勝に向けてクビサのマシンのエンジンを載せ替えると語ったが、詳しいスペックは明らかにされておらず、再び新型フェーズ3を使うのか、旧型を搭載するのかは現時点では不明。
初日にも、同じ最新スペックを積んだレーシングポイントがエンジントラブルに見舞われており、メルセデスは安牌を切って予選Q3でパーティモードを封印。エンジン出力を抑えてフェラーリとのポール争いに挑んだ。
ウィリアムズ:F1ベルギーGP予選
ロバート・クビサ予選: No Time, FP3: 19位
バックストレートを走行中にパワーダウンを感じたんだけど、その時は特に気になるような異音はなかったんだ。最初はデプロイメントの問題だと思ったんだけど、その後ミラーで白煙が上がっているのが見えた。
残念だけど、これもモータースポーツだ。時としてこういった事は起こるものだ。今回は何台かのマシンがグリッドペナルティを受ける事になっていただけに、幾らか上のポジションからスタート出来るはずだったから(予選結果を残せず)すごく悔しいけど、今は問題の原因を分析して前に進む事が大切だ。
ジョージ・ラッセル予選: 19位, FP3: 18位
スパに来る前から、今週末はハンガリーの時のように上手くいかない事は分かっていた。何だか変な予選だった。赤旗が出てしまったために、僕は一度しかアタックできなかったんだ。
ライバルがグリッド降格を受けるから、レースではもっと上のグリッドからスタートする事になるけど、それでも厳しいレースになるであろう事は変わらない。力を出し切るつもりだ。
ポールポジションはシャルル・ルクレール(Ferrari)。2番手にはセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリが第2戦バーレーンGP以来となるフロントロー独占を果たした。
2019年F1第13戦ベルギーグランプリ決勝レースは、日本時間9月1日(日)22時10分から行われ、1周7,004mのスパ・フランコルシャンを44周する事で勝敗を決する。