ルノーF1、ダニエル・リカルドに年俸29億円の大金を提示。ナンバー1ドライバーの待遇を約束か?
ルノー・スポールへの移籍によってダニエル・リカルドは2000万ポンド、日本円にして約28億9000万円の年俸を得る事になるようだ。リカルドは、事実上のナンバー1ドライバーの待遇を約束されて新天地へと向かう事になる。
リカルドはハンガロリンクで行われたハンガリーテスト終了後の木曜、レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーに電話で移籍の決意を伝えた。あまりの突然の出来事に、ホーナーはリカルドが冗談を言っているだけだと感じた程であったという。
英デイリー・メールは、ルノー側がリカルドに対して29億円近い大金を積んだと報道。リカルドは現在レッドブルから日本円にして6億6000万円のサラリーを得ているとされており、ルノーとの契約によって4倍以上の報酬を得る事になる。
この額は来年チームメイトとなる現ルノードライバーのニコ・ヒュルケンベルグの給与の5倍近い金額であり、ルノーがリカルドをリードドライバーとして迎え入れる事の証と言える。リカルドはレッドブル残留では叶わなかった大金とナンバーワン待遇を手に入れる。
報酬が大幅に引き上げられた背景の一つには、マクラーレンが影響している可能性がある。来季シートが不透明なウォーキングのチームは、フェルナンド・アロンソあるいはストフェル・バンドーンの後任としてリカルドに目をつけ、年俸2000万ドル、日本円にして約22億1200万円を提示しオファー。これによってリカルドの市場価値が急騰していた。
報じられた数字が正しいとすれば、リカルドはセバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトン、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソのF1ワールドチャンピオン経験者に次ぐ、グリッド5番目の高額年俸ドライバーとなる見込みだ。