動画:角田裕毅、全高3mのメガトラック戦でフェルスタッペンと対決!F1オーストリアGP前哨戦の結末は…

500馬力のメガトラックの上に立つマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と角田裕毅(アルファタウリ)、F1オーストリアGPに先立ち2023年6月13日にエルツベルグ鉱山で開催された真面目レースシリーズにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1オーストリアGPを前に角田裕毅(アルファタウリ)が2度のF1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とメガトラックによるオフロードレースで対決した。

舞台に選ばれたのは、レッドブルリンクから45分の距離にあるエルツベルグ鉱山、通称”アイアン・ジャイアント”で、週末に控えたグランプリのウォームアップとして2人は、全高3メートル、全長5メートル、500馬力の超巨大トラックのステアリングを握った。

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F1オーストリアGPに先立ちエルツベルグ鉱山で開催された真面目レースシリーズでメガトラックをドライブする角田裕毅(アルファタウリ)、2023年6月13日

レッドブルリンクを大雑把に模したコースレイアウトには「カーヤード」「スイミングプール」「ビッグドリフト」という3つのセクションが設けられた。2人にとって、オフロードを走るのは今回が初めてだった。

2023年シーズンのFIA-F1世界選手権を彷彿とさせるように、フェルスタッペンは予選で55秒07を刻み、角田裕毅に3秒差をつけてポールポジションを獲得した。

「父のラリーカーをドライブした事はあるけど、あの時は舗装路面だったし、オフロードを走ったのは今回が初めてなんだ」とフェルスタッペン。

「正直なところ、予選では生き残りを目指して走ったんだけど、本当に楽しかったよ!」

レースは最後列2番グリッドに着いた角田裕毅の圧勝不戦勝?だった。フェルスタッペンはミスファイアに見舞われ、ライバルの背中を遠く眺める他に為す術がなかった。

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優勝した角田裕毅(アルファタウリ)と2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、F1オーストリアGPに先立ち2023年6月13日にエルツベルグ鉱山で開催された真面目レースシリーズにて

オフロードでの初陣を勝利で飾った角田裕毅は「スタートが上手くいって、その勢いのまま最後まで走りきりました。残念ながらマックスは失火気味だったみたいで残念でしたね。実は彼のエンジンにちょっと水を入れたんだけど、それは内緒で!」と冗談を飛ばした。

これは「(不)真面目レースシリーズ((Un)Serious Race Series)」と名付けられたアルファタウリとレッドブルがユニークな車両で対決する企画で、角田裕毅は5月のマイアミGPの際にダニエル・リカルドをジェットボートレースで下しており、今季負け無しの2連勝を飾った形だ。

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健闘を称え合う角田裕毅(アルファタウリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、F1オーストリアGPに先立ち2023年6月13日にエルツベルグ鉱山で開催された真面目レースシリーズにて

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