メキーズ「実に印象的」角田裕毅の果敢な挽回を称賛、グリッド振るわずも”連続入賞”に期待

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2025年F1第19戦アメリカGPの2日目を終え、レッドブルのチーム代表ローラン・メキーズがスプリントおよび公式予選を総括した。マックス・フェルスタッペンの完璧なパフォーマンス、そして角田裕毅の挽回劇――チームトップは両者の走りをどう見たのか。

メキーズは、週末のここまでの成果を「ミルトン・キーンズのファクトリーと現地で働くすべてのメンバーの素晴らしい努力の賜物」と表現。フェルスタッペンの圧倒的な速さ、そして角田のスプリントでの11台抜きを高く評価した。

「多少の運に恵まれた」も収穫多きスプリント

スプリントは、マクラーレン勢の接触によるダブルリタイアという波乱の幕開けとなった。一方、フェルスタッペンはライバルの同士討ちを尻目に、ジョージ・ラッセルの追撃を振り切り満額8ポイントを獲得した。メキーズはこう振り返る。

「スタート直後にマクラーレンの2台がリタイアしたため、多少の運に恵まれたのは事実だ。だが、マックスは非常に強いレースを展開し、ジョージを抑えて最大ポイントを獲得してくれた」

さらに、レース結果以上に得られたデータの価値を強調した。

「それ以上に重要だったのは、ロングランでクルマがどのように挙動するかという、非常に有益な情報を得られたことだ」

角田を称賛「実に印象的なオープニングラップ」

スプリント予選ではチームの判断ミスにより18番手に沈んだ角田だが、スプリントではその劣勢を、わずか1周で11台を抜き去るという圧巻のパフォーマンスで覆した。メキーズはその果敢な走りを高く評価した。

「ユーキのオープニングラップは実に印象的だった。一気に10ポジションほどを挽回し、チームに貴重なポイントをもたらしてくれた」

角田はターン1に向けて、リスクの高いイン側ラインを選択。前方の混乱を瞬時に読み切り、わずか1周で7番手に浮上。その後も安定したペースを維持し、最終的に7位でフィニッシュした。

「ターン1のブレーキングゾーンで、イン側から前の複数台をアウトブレーキングしたのが鍵でした。リスクを取るには最悪の場所でしたが、コーナー中盤から脱出にかけて前が開けて、スペースができたんです」と角田は振り返った。

さらに強力な予選結果「正しい方向に進んでいる証」

チームは予選に向けてセットアップを変更。結果、フェルスタッペンはQ3の1回目から後続を0.394秒引き離し、最終的にランド・ノリスを0.291秒差で抑えて今季7回目のポールポジションを獲得した。

フェルスタッペンは前日のスプリント予選でもポールを獲得しているが、後続との差はわずか0.071秒差だった。

「予選はスプリントよりもさらに強力だった。これはチームが正しい方向に進み、素晴らしい仕事をした証拠だ」とメキーズは胸を張る。

スプリントで得られたデータを基にセットアップを最適化し、予選で速さを引き出す——今週末のレッドブルは、セッション毎の改善サイクルが理想的に機能している。

予選不発も、角田の連続入賞に期待

一方の角田は、公式予選を13番手で終えた。セクター2終了時点ではQ3進出までわずか0.032秒差に迫ったが、スロー走行中のピエール・ガスリー(アルピーヌ)に遭遇した最終セクターでタイムを伸ばせず、Q3進出には0.228秒届かなかった。

スプリントでは18番手から7位まで駆け上がった角田だが、決勝は周回数が多く、タイヤ戦略も絡む長丁場であり挽回は容易ではない。それでもメキーズは、角田のポテンシャルに強い信頼を寄せている。

「ユーキは惜しくもQ3には届かなかったが、スプリントで示したように、この位置からでも明日はポイント争いをしてくれるはずだ」

メキーズが「実に印象的だった」と評したスプリントでの11台抜き。その際に見せた判断力と積極性を、決勝でも発揮できるかどうか——角田の走りに注目が集まる。

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