
元F1エイドリアン・スーティル逮捕、3カ国で一斉捜索…組織的詐欺および横領容疑との報道
かつてスパイカーやフォース・インディア、ザウバーで活躍した元F1ドライバー、エイドリアン・スーティルが逮捕されたと、ドイツのタブロイド紙『Bild』が報じた。容疑は組織的詐欺および組織的横領とされている。
報道によると11月27日(木)の午前、ドイツ・ジンデルフィンゲンにおいて、シュトゥットガルト州刑事局の捜査員がスーティルを拘束した。容疑が重大であることから、そのままバーデン=ヴュルテンベルク州の刑務所に勾留されたという。
組織的な詐欺と横領の疑い
今回の逮捕劇は、映画さながらの大規模なものだったようだ。スーティルの逮捕と時を同じくして、ドイツ国内だけでなく、彼が拠点を置くモナコ、そしてスイスにある関連施設に対しても一斉に家宅捜索が入ったとされる。
シュトゥットガルト検察庁の広報担当者は、複数の物件を捜索した事実を認めているが、詳細については言及を避けている。
『Bild』が伝えた捜査関係者の情報によれば、スーティルには「極めて悪質な組織的詐欺」および「組織的横領」の疑いが持たれている。ここ数年、彼はスイスとモンテカルロで高級車の取引ビジネスに関わっていたとされ、そこで何らかの不正が行われた可能性が指摘されている。
過去にも傷害事件で有罪判決
スーティルが法的なトラブルに見舞われるのは今回が初めてではない。現役時代の2011年には、中国GP後にナイトクラブでロータスの共同オーナーであるエリック・ルクスと口論になり、割れたシャンパングラスで相手の首を負傷させる事件を起こした。この際、ミュンヘン地方裁判所から執行猶予付きの有罪判決を受けている。