フェルスタッペン、首位連取のフェラーリ警戒「追いつくにはまだ少し作業が必要。でも…」
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは3月25日(金)に行われたF1サウジアラビアGPの初日を終えて、首位を連取したフェラーリの競争力に警戒感を示す一方「改善の余地は大いにある」と述べ、2日目に向けての巻き返しに自信を見せた。
前戦リタイヤの雪辱を果たすべく、フェルスタッペンはFP1でフェラーリのシャルル・ルクレールからコンマ1秒遅れの2番手を刻むと、予選・決勝と同じコンディションが予想されるFP2でもルクレールから0.140秒遅れの2番手をマークした。
計2時間の練習走行を振り返ったフェルスタッペンは「今日のセッションはかなりスムーズだった。計画していたプログラムを全て消化できたし、色んな種類のコンパウンドを試すこともできた」と語った。
「ここでもフェラーリが速そうだね。キャッチアップするにはまだ少し作業が必要だけど、改善の余地は大いにある」
「予選に向けてはまだ幾つかのデータを見ていかなきゃならない。明日がどうなるか楽しみだね」
初日を終えた現時点ではライバルに先行を許した格好だが、フェラーリF1-75はRB18よりもポーパシングに苦戦している様子が見受けられ、FP2では両ドライバー共に壁の餌食になってチェッカーを待たずにセッションを終えた。
その結果、レッドブルが2台を使ってミディアムタイヤでのロングランに取り組んだ一方、フェラーリは燃料を積んだ状態でのクルマやタイヤの確認作業ができないままとなった。
なおF1は昨年末の前回大会での「無意味に危険」との批判を受け、本大会に向けてコースの一部に修正を加えたが、フェルスタッペンはフェラーリのドライバー達と同じ様に、殆ど何も変わっていないと指摘した。
「コースはバリアがほんの少し動かされただけで、視界という点で目立った違いはなく昨年とほぼ同じ感じだ」
近郊の石油関連施設が攻撃され爆発炎上したにも関わらず、F1は予定通りイベントを開催する方針を明らかにしており、2022年F1サウジアラビアグランプリの3回目のフリー走行は日本時間3月26日(土)23時から、公式予選は同26時から1時間に渡ってジェッダ市街地コースで開催される見通しだ。