亡き父由来のヘルメットに驚きの値…ルクレール、洪水被害のイタリアに大金寄付。F1モナコ特別ギア競売で

洪水被害のエミリア・ロマーニャ州支援のためにRMサザビーズのオークションに出品された2023年F1モナコGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)が着用したレーシングヘルメットCourtesy Of RM Sotheby's

イタリアのエミリア・ロマーニャ州で今年5月に発生した洪水被災者を支援すべくシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、F1モナコGPで着用したホワイト仕様のスペシャルヘルメット、レーシングスーツ、グローブ、ブーツの4点をオークションに出品。計41万1,600ユーロ、日本円にして約6,134万円の収益を全額寄付する。

イタリアを第二の故郷と呼ぶ25歳のモナコ人ドライバーは競売大手「RMサザビーズ」の協力を得て、モンテカルロの週末に実際に身に付けたギア一式に直筆サインを入れてオークションに出品した。

Courtesy Of RM Sotheby’s

洪水被害のエミリア・ロマーニャ州支援のためにRMサザビーズのオークションに出品された2023年F1モナコGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)が着用したレーシングスーツ

Courtesy Of RM Sotheby’s

洪水被害のエミリア・ロマーニャ州支援のためにRMサザビーズのオークションに出品された2023年F1モナコGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)が着用したシューズとグローブ

  • グローブ:4万2,000ユーロ
  • シューズ:2万400ユーロ
  • レーシングスーツ:6万1,200ユーロ
  • ヘルメット:30万6,000ユーロ

中でもルクレールが2023年のF1モナコGPのために特別にデザインしたベル製「HP77」フルフェイス・ヘルメットは、父親でありF3ドライバーでもあった故エルベ・ルクレールが着用していたものにインスピレーションを得たもので、30万6,000ユーロ(約4,560万円)ものプライスが付いた。

鑑定書付属のこのヘルメットは父が愛用していたストライプをモチーフに、ルクレールのトレードマークである赤と白で仕上げられ「Monaco」の文字が後部にあしらわれている。

Courtesy Of RM Sotheby’s

洪水被害のエミリア・ロマーニャ州支援のためにRMサザビーズのオークションに出品された2023年F1モナコGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)が着用したレーシングヘルメット

収益は全額、フェラーリの本拠マラネロやイモラ・サーキットが位置するエミリア・ロマーニャ州の被災地、不幸にも家を失った子供たちのために全額寄付される。ルクレールはオークションに参加した全ての人々に感謝の気持ちを伝えた。

過去100年間で最悪と言われる5月の洪水では少なくとも15人が死亡し、4万人以上が避難を余儀なくされた。

F1エミリア・ロマーニャGP特集

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