笑顔のピエール・ガスリー、2018年F1フランスGPにて
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ピエール・ガスリー「縁石をうまく使ってコーナーで速度を維持する事が重要」

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トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2018年FIA F1世界選手権第14戦イタリアGPに先立って抱負を語った。トロロッソは昨年のレースで、ダニール・クビアトが12位、カルロス・サインツが14位と二人揃ってトップ10圏外でレースを終えている。

縁石をうまく使ってコーナーで速度を維持する事が重要

ピエール・ガスリー

週の初めにイタリアに飛んでトロロッソのファクトリーを訪問したんだ。今週末も僕らトロロッソ・ホンダにとって厳しいグランプリになりそうだけど、モンツァに行けるのが楽しみでならないよ。この前のスパでは苦しい戦いを予想してたけど、一生懸命頑張ってあらゆるチャンスをモノにし、ポイント圏内でフィニッシュすることが出来た。

F1マシンでは勝手が違うのは分かってるけど、最後にモンツァで戦った2回のレースでポールポジションを獲得してるし、ここには良い思い出があるんだよね。モンツァは現行カレンダーの中で最速のコースだから、僕は今週、これまでに経験したことのないトップスピードを体験する事になる。エンジニアに聞いた話だと、DRSを使った状態でスリップストリームに入ると時速360kmを超えるんだってさ。

ストレートでは信じられないようなフィーリングが得られるだろうし、その後に控えるブレーキングも凄まじいんだろうな。衝撃的なスピードがモンツァの特徴の一つであり、このサーキットを特別なものにしてるんだよね。僕らはいつもより低いダウンフォースパッケージを持ち込む予定だから、通常よりマシンが横滑りすることになると思うけど、モンツァで大事なのはストレートでのトップスピードだからしょうが無いよ。

1周の80%はフルスロットルだから、如何にしてシケインで速度を落とさないようにするかが重要なんだ。そのためには縁石を上手く使う事と、コーナーからのトラクションの良さが必要になる。ヨーロッパラウンド最後のレースだし僕らのホームレースだから、何とかして上手くやれれば良いな。週末はファクトリーの皆が応援に来てくれるはずだから本当に楽しみだよ。


イタリアGPの戦いの舞台となるのはフェラーリの聖地モンツァ・サーキット。1周5,793mのコースはエンジン全開率が80%近くにまで達する。昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを果たし2連勝。2位はバルテリ・ボッタス、3位はセバスチャン・ベッテルという結果だった。

F1イタリアGPは日本時間2018年8月31日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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