2022年シーズンのインディカー・シリーズ第3戦アキュラGPの決勝がカリフォルニア州現地4月10日(日)に1.968マイルのロングビーチ市街地コースで行われ、チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが2連勝を飾った。

ニューガーデンは57周目、アレックス・パロウをオーバーカットして首位に躍り出ると、ロマン・グロージャン及びパロウとの三つ巴の終盤決戦を制し、47回目の開催を迎えた伝統のロングビーチでのキャリア初勝利を手にした。グロージャンは自己ベストタイとなる2位、パロウは3位表彰台に上った。

通算22勝目を挙げたニューガーデンは14位に終わったチームメイトのスコット・マクラフリンを5点差で逆転してポイントリーダーに浮上した。

レースは4度のコーションが出る荒れた展開となり、ポールシッターのコルトン・ハータやマーカス・エリクソン、プラクティスで骨折しながらもステアリングを握ったジミー・ジョンソンら8台がチェッカーを前に姿を消し、佐藤琢磨のクラッシュにより終了した。

85周のレースの84周目、13番手を走行していた佐藤琢磨はリーナス・ヴィーケイにイン側を突かれた事でアウト側に膨らみ、マーブルに乗り上げてタイヤバリアに接触。あと1周半で完走を逃す17位という結果に終わった。

「週末を通して非常にタフなレースになりました」と佐藤琢磨。

「ロングビーチは毎年楽しみにしているレースなのですが、プラクティスから予選までバランスとスピードに苦しんでしまい、レースはかなり後方からの追い上げになりました」

「ですが、コース上で良いバトルもでき、かなり順位も上げて、ラスト2周までに13位までポジションを上げる事ができました」

「ただ、最後のイエローのタイミングで何人かのドライバーが新品のレッドタイヤに履き替える事となり、その時点で既に25周を走ったブラックタイヤの僕にできる事は限られていました」

「ベストを尽くしたのですが、最後はターン8で内側に入られてしまって膨らむ格好となり、マーブルに乗り上げバリアに接触し、残念ながら17位という結果になりました」

「とは言え、かなり力強く追い上げることができたので、次こそは予選で前の方に出て、気持ち良くレースを戦えればと思います」

動画

Indycar第3戦ロングビーチ決勝結果表

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