
2026 F1バーレーンテスト《6日目》午前速報:アストン2周でメルセデスにも信頼性の影、フェラーリが圧巻ペース
2026年シーズンの開幕に向けたバーレーン・インターナショル・サーキットでのプレシーズンテストは2月20日(金)、最終6日目を迎えた。4時間にわたる午前のセッションでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークし、新規定初年度に向けた順調な仕上がりを印象づけた。
酷暑で光ったSF-26のレースペース
フェラーリのガレージで副会長ピエロ・フェラーリが見守るなか、ルクレールは1分33秒689のベンチマークを記録した。ただ、特筆すべきはそのレースペースだった。
路面温度が45℃に達する過酷なコンディション下で、C2タイヤを装着したSF-26は1分36秒台から1分37秒台という極めて安定したペースを維持した。これは、より涼しいコンディションで行われた前日夕方の走行で、レッドブルやマクラーレンが記録したタイムに匹敵する水準だった。
赤旗によりシミュレーションは中断を余儀なくされたものの、フェラーリの完成度の高さが際立つ内容となった。
最終日も続くアストン・ホンダの試練
対照的に、全11チームの中で最も厳しい状況にあるのがアストンマーティン・ホンダだ。この日は終日ランス・ストロールがAMR26の走行を担当する予定だったが、開始直後からガレージ前には目隠し用のスクリーンが設置された。フロアを外しての大規模な作業が行われたようだ。
チームの顔役を務めるペドロ・デ・ラ・ロサによれば、前日に発生したバッテリー関連トラブルの影響に加え、ホンダ製パワーユニットのパーツ不足が深刻化しているという。このため、最終日の走行は30分間隔で短いスティントを繰り返すのみの「非常に限定的」なものにとどまる見通しとなった。
最終的にストロールがコースインしたのはセッション終了15分前で、わずか2周のチェックランにとどまった。開幕を目前に控え、データ収集もままならない非常に厳しい午前となった。
メルセデスとマクラーレンに不安要素
一方で、最有力候補と目されるメルセデスも信頼性問題と無縁ではない。アンドレア・キミ・アントネッリは印象的なペースでロングランに取り組んでいたが、開始から約2時間後にエンジントラブルに見舞われ、ターン10~11の間で停止。赤旗の原因となった。
結果としてタイムシートではルクレールに0.227秒差の2番手につけたものの、周回数は49周にとどまった。ガレージ内では午後のセッションに向け、パワーユニットの交換作業が進められている。
3番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)も、見かけほど順調とは言い難い。マクラーレンのガレージではMCL40のエンジンカバーが外され、リア周りで慌ただしい作業が行われた。パワーユニットあるいはギアボックス関連のデータ異常が検知されたとみられる。
2026 F1バーレーンテスト6日目午前暫定結果
| Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ルクレール | フェラーリ | 1:33.689 | 0.000 | 80 |
| 2 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:33.916 | 0.227 | 49 |
| 3 | ピアストリ | マクラーレン | 1:34.352 | 0.663 | 66 |
| 4 | オコン | ハース | 1:34.494 | 0.805 | 82 |
| 5 | ハジャー | レッドブル | 1:34.511 | 0.822 | 59 |
| 6 | ガスリー | アルピーヌ | 1:34.846 | 1.157 | 57 |
| 7 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:35.238 | 1.549 | 77 |
| 8 | サインツ | ウィリアムズ | 1:35.252 | 1.563 | 66 |
| 9 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:36.019 | 2.330 | 64 |
| 10 | ペレス | キャデラック | 1:40.842 | 7.153 | 61 |
| 11 | ストロール | アストンマーティン | – | – | 2 |