2026 F1バーレーンテスト《6日目》総合結果:フェラーリが圧倒的最速、アストンは悲劇的フィナーレに

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2026年シーズンの勢力図を占うバーレーンでのプレシーズンテストは2月20日(金)、最終6日目のセッションを終えた。全日程の締めくくりとして各チームがタイム更新に挑むなか、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が圧倒的なパフォーマンスを披露し、総合トップタイムをマークした。

ルクレールは午前中に首位に立つと、午後のセッションではさらにペースを加速させた。C3タイヤで1分32秒655までタイムを削ると、続いて投入したC4タイヤで1分31秒992を叩き出し、2番手以下に0.879秒という大差をつけてテストを締めくくった。132周という精力的な走り込みも含め、フェラーリSF-26が備えるポテンシャルはライバルにとって大きな脅威となるかもしれない。

信頼性を欠いたメルセデスとマクラーレン

メルセデスW17をドライブするジョージ・ラッセル、2026年2月20日 F1プレシーズンテスト6日目(バーレーン・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスW17をドライブするジョージ・ラッセル、2026年2月20日 F1プレシーズンテスト6日目(バーレーン・インターナショナル・サーキット)

ランド・ノリス(マクラーレン)はC3タイヤで2番手を記録したが、首位ルクレールからは0.9秒近い差をつけられた。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。ただし、両者のベストラップはC3相当のプロトタイプタイヤで記録されたものだった。

ノリスを含むこの3名はいずれもセッション最終1時間でロングランへと焦点を移しており、タイヤの違いも踏まえると、これらトップ4チームの明確な序列を判断するのは難しい。

メルセデスにとっては、手放しで喜べない一日となった。午前中にアンドレア・キミ・アントネッリがニューマチック圧の低下により赤旗の原因となり、パワーユニット交換を余儀なくされるなど、信頼性の課題が浮き彫りとなった。

また、マクラーレンもランチブレイク中にシャシーの技術的問題が確認され、修復に時間を要したため、午後の走行開始は現地時間17時まで遅れた。その結果、当初予定されていたノリスのレースシミュレーションは時間不足により完遂できなかった。

中団勢では、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)がセッション終盤にC5タイヤを履き、中団最上位となる5番手につけた。マネージングディレクターのスティーブ・ニールセンは「ここ数週間の取り組みには満足だ。妥当なパッケージと良いベースラインを確保できた。少なくともシーズン序盤数戦には十分対応できるだろう」と手応えを語った。

また、オリバー・ベアマン(ハース)はC3タイヤでガスリーに肉薄するタイムを残したほか、チームとしてこの日最多となる170周という驚異的なマイレージを稼ぎ出した。チーム代表の小松礼雄は「信頼性は良好で、2回のレースシミュレーションを消化するという大きな成果もあり、非常に生産的なテストだったと言わざるを得ません」と振り返った。

唯一のルーキー、アーヴィッド・リンブラッド(レーシング・ブルズ)は、身体面での準備が万全であることを証明するかのように、単独で165周を走破し、ベテランのカルロス・サインツ(ウィリアムズ)を0.193秒差で抑えて9番手につけた。

アストン・ホンダを襲った悲劇的フィナーレ

アストンマーティン・ホンダのガレージに並べられたタイヤ。信頼性不足による走行機会の喪失から多くが使用されることなくテストを終えた、2026年2月20日 F1プレシーズンテスト6日目(バーレーン・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

アストンマーティン・ホンダのガレージに並べられたタイヤ。信頼性不足による走行機会の喪失から多くが使用されることなくテストを終えた、2026年2月20日 F1プレシーズンテスト6日目(バーレーン・インターナショナル・サーキット)

一方で、アストンマーティン・ホンダのテストは、これ以上ないほど悲劇的な形で幕を閉じた。前日にフェルナンド・アロンソを襲ったバッテリー関連のトラブルを経て、パワーユニットの深刻なパーツ不足が露呈した。

最終日にステアリングを託されたランス・ストロールは、セッションを2時間以上の残してテストを終えた。1日を通してわずか6周しか走行できず、一度も計測ラップを記録することができなかった。

バルセロナ・シェイクダウンから続く信頼性・性能不足とパーツ枯渇という負の連鎖は止まらず、15日後に控える開幕戦を前に、アストンとホンダの前には極めて高い壁がそびえ立っている。

アストン挽回へ「数カ月単位」を覚悟

また、新規参戦のキャデラックも、セッション開始から100分間コースに姿を現さないなど、同じ様に信頼性に問題を抱える状況が続いている。バルテリ・ボッタスは14番手タイムを刻んだが、中団トップ勢との差は2秒近い。

2026 F1バーレーンテスト6日目 総合結果

Pos Driver Team Time Gap Laps Laps
1 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:31.992 0.000 132 C4
2 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:32.871 0.879 47 C3
3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1:33.109 1.117 65 C3
4 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:33.197 1.205 82 C3
5 ピエール・ガスリー アルピーヌ・メルセデス 1:33.421 1.429 118 C5
6 オリバー・ベアマン ハース・フェラーリ 1:33.487 1.495 88 C4
7 ガブリエル・ボルトレート アウディ 1:33.755 1.763 71 C4
8 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:33.916 1.924 49 C3
9 アーヴィッド・リンブラッド レーシングブルズ・RBPT 1:34.149 2.157 165 C4
10 カルロス・サインツ ウィリアムズ・メルセデス 1:34.342 2.350 141 C5
11 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:34.352 2.360 68 C4
12 エステバン・オコン ハース・フェラーリ 1:34.494 2.502 85 C3
13 アイザック・ハジャー レッドブル 1:34.511 2.519 60 C3
14 バルテリ・ボッタス キャデラック・フェラーリ 1:35.290 3.298 38 C3
15 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1:36.019 4.027 64 C3
16 セルジオ・ペレス キャデラック・フェラーリ 1:40.842 8.850 61 C1
17 ランス・ストロール アストンマーティン・ホンダ 6