デ・フリース、好発進もクラッシュで最下位…原因はブレーキトラブル?
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アルファタウリのニック・デ・フリースは4月28日(金)に行われたF1第4戦アゼルバイジャンGP予選のQ1でクラッシュを喫し、ノータイム最下位に終わった。車体側の問題が原因となった可能性もありそうだ。
Q1開始早々、デ・フリースはターン3でウォールに衝突。赤旗の原因を作って最下位でセッションを終えた。セッションに先立ち、ブレーキバイワイヤーに問題を抱えてガレージに戻される場面があった。
FP1で自身が6番手という印象的なタイムを刻んだ事に加えて、チームメイトの角田裕毅が今シーズン初のQ3進出という好結果を以てAT04の改善を示しただけに、この結果は特に悔やまれる。
セッションを経てデ・フリースは「本当に残念だ。今週末の僕らのパッケージはかなり力強いように思う。予選でそれを活かしたいと思っていたけど、残念ながら少し問題がある状態でセッションを始める事になった」と振り返った。
事故については「正直なところ、何が起きたのかよく分からない」として「まだチームと話せていないから、結論を出す前にデータを見て分析し、実際に何が起こったかを確認したいと思う」と続けた。
この点についてチーフ・レースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「僅かな問題」が起きていた事を認めて「そのせいで彼は1周を失って後手に回った」としつつも「タイヤが冷えていた」とも語った。
今週末はシュートアウトを含む新たなスプリント・フォーマットが導入されるため、2日目には再び、予選とレースが行われる。心機一転、やり直すにはもってこいと言える。
デ・フリースは「明日は7・8番手を懸けて戦いたいと思ってる。歴史的に見てもバクーは、特にスタートで混乱が起きる可能性があるから、どうなるか見守るつもりだ」と前を向く。
「ここに持ち込んだアップデートは期待できそうだし、今夜はチーム一丸となって、残りの週末に向けて何ができるか見つけていくつもりだ」
2023年F1アゼルバイジャンGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にセルジオ・ペレスと、今年初めてレッドブル勢を退けてみせた。
スプリント・シュートアウトは日本時間4月29日(土)17時30分から、スプリントは同22時30分からバクー市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。