ガレージ内でモニターを見つめるトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレー、2018年F1オーストリアGP
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19番手ハートレー「新型ウイングがあればQ2に進出できていたかも」

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6月30日土曜に行われた第9戦F1オーストリアGP公式予選を終えて、トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが自身の走りを振り返った。

午前のFP3セッションに挑んだハートレーは、ターン9でワイドに膨らみ新型フロントウイングを破損。ストックが尽きたため以降は性能の劣る旧型の使用を強いられた。

予選では自己ベストを更新する1分5秒366を記録するもQ1敗退。19番手という厳しい結果に終わった。

新型ウイングがあればQ2に進出できていたかも

ブレンドン・ハートレー予選: 19位, FP3: 17位

あまり良いとは言えない予選だった。Q1でノックアウトした上に、チームメイトにコンマ3秒遅れてしまったんだからね。昨日は幾つか新しいエアロのアップデートを試したんだけど、計画していたように上手くはいかなかった。でも今日は改善できたんじゃないかな。

FP3でフロントウイングにダメージを負ってしまいスペアがなかったせいで、予選では旧仕様のウイングを使う事になった。今日は新しいスペックと古いスペックの両方のウイングを装着して走ったわけさ。

ピエールは今日いい結果を出していたから、新しいウイングを使っていればコンマ3秒縮めてQ2に進出できていたかもね。予選の最後のアタックでは、スリップストリームを得るために前のマシンに近きすぎちゃって、クリーン状態で走る事が出来なかったんよ。

中団グループはかなり均衡しているから、あとコンマ1秒速ければQ2に行けたんじゃないかと思う。19番手という結果にはがっかりだけど、明日は良い結果を目指して戦うよ。


予選は日本時間22時からレッドブル・リンクで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがキャリア5度目のポールポジションを獲得。2番手にはルイス・ハミルトン。エンジンと車体を大幅に改良したメルセデスがフロントローを手に入れる事となった。

第9戦F1オーストリアGP決勝レースは、日本時間7月1日(日)22時10分からスタート。1周4,326mのレッドブル・リンクを71周する事で勝敗を争う。過去11回のレースを見る限りポール・トゥ・ウィンの確率は45%。追い抜けない事はないものの、コースはタイトでありオーバーテイクが容易とは言えない。

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