シューマッハ、インディカー初陣は1周目リタイア。王者パロウが圧勝発進 / 2026年開幕戦St.ピーターズバーグ決勝結果

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2026年のNTTインディカー・シリーズが、フロリダ州セントピーターズバーグで開幕した。注目を集めたのは、今季からインディカーに参戦するミック・シューマッハだ。だが、F1で7度の世界王者に輝いたミハエル・シューマッハを父に持つ26歳の初陣は、あまりにも短いレースとなった。

ミック・シューマッハ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、2026年2月27日(金) インディカー・セントピーターズバーグGP(セントピーターズバーグ市街地コース)Courtesy Of Penske Entertainment

ミック・シューマッハ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、2026年2月27日(金) インディカー・セントピーターズバーグGP(セントピーターズバーグ市街地コース)

ミックを襲ったターン4の悲劇

21番手からスタートしたシューマッハは、1周目のターン4で発生した多重クラッシュに巻き込まれた。スティング・レイ・ロブがイン側にダイブし、アウト側からターンインしていたサンティノ・フェルッチと接触。両者の背後にいたシューマッハは逃げ場を失った。

フェルッチのリヤエンドに乗り上げる形でマシンは大きく跳ね上がり、シューマッハは1周も完了できずにリタイアとなった。

「3回のピットストップがある100周のレースの1周目にあんな動きをするなんて」とフェルッチは怒りをあらわにした。ロブには30秒のストップ・アンド・ゴー・ペナルティが科されたが、フェルッチとシューマッハのマシンが再びコースへ戻ることはなかった。

魅せた王者パロウ、圧勝発進

表彰台中央でトロフィーを掲げて人差し指を立てるアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)と両脇に立つ2位スコット・マクラフリンと3位クリスチャン・ルンガー、2026年3月1日(日) インディカー・セントピーターズバーグGP決勝(セントピーターズバーグ市街地コース)Courtesy Of Penske Entertainment

表彰台中央でトロフィーを掲げて人差し指を立てるアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)と両脇に立つ2位スコット・マクラフリンと3位クリスチャン・ルンガー、2026年3月1日(日) インディカー・セントピーターズバーグGP決勝(セントピーターズバーグ市街地コース)

後方で混乱が広がるなか、トップ争いでは昨年のチャンピオン、チップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウが主導権を握った。

勝負の分かれ目は36周目から38周目にかけてのピットサイクルだった。首位を走るポールシッターのスコット・マクラフリンらが早めのピットインを選択する中、パロウはステイアウトを決断。摩耗が進んだソフトタイヤでもラップタイムを落とさず、オーバーカットを成功させて首位に立った。

今季よりストリートレースでのタイヤルールが変更され、最低2セットのソフトタイヤの使用が義務化された。パロウとストラテジストのバリー・ワンサーは、序盤2スティントでソフトを使い切り、最終盤は安定性を重視してハードタイヤを選択。完璧なレースを演出した。

最終的には100周中59周をリードし、2位マクラフリンに12.4948秒という、23回に及ぶ同大会史の中で最大となる差をつけて通算20勝目を飾った。

「今回のタイヤは寿命が永遠に続くかのように感じたよ。クルマも最高だった」と語るパロウは、まさに盤石の滑り出し。一方、ルーキー勢ではデニス・ハウガーが10位入賞を果たし、そのポテンシャルを示した。

次戦は3月7日、フェニックス・レースウェイでのオーバル戦が控えている。不運に泣いたシューマッハは、ここからどのような立て直しを見せるのか。

ピットスタンドでヘッドセットを装着し腕を組んでモニターを見つめるミック・シューマッハ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、2026年2月28日(土) インディカー・セントピーターズバーグGP(セントピーターズバーグ市街地コース)Courtesy Of Penske Entertainment

ピットスタンドでヘッドセットを装着し腕を組んでモニターを見つめるミック・シューマッハ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、2026年2月28日(土) インディカー・セントピーターズバーグGP(セントピーターズバーグ市街地コース)

2026年インディカー開幕戦セント・ピーターズバーグ決勝結果

インディカー結果
Pos Start Driver Gap PTS
1 4 アレックス・パロウ
Chip Ganassi #10
–.—- 54
2 1 スコット・マクラフリン
Team Penske #3
12.4948 41
3 12 クリスチャン・ルンガー
Arrow McLaren #7
12.9154 36
4 15 カイル・カークウッド
Andretti Global #27
25.2738 32
5 8 パトリシオ・オワード
Arrow McLaren #5
26.0754 30
6 2 マーカス・エリクソン
Andretti Global #28
26.2563 29
7 23 ジョセフ・ニューガーデン
Team Penske #2
26.4219 27
8 6 ロマン・グロージャン
Dale Coyne Racing #18
28.0389 24
9 19 リーナス・ヴィーケイ
Juncos Hollinger Racing #76
28.7151 22
10 3 デニス・ハウガー
Dale Coyne Racing #19
29.8722 20
11 7 マーカス・アームストロング
Meyer Shank Racing w/ Curb-Agajanian #66
30.4683 19
12 11 フェリックス・ローゼンクヴィスト
Meyer Shank Racing w/ Curb-Agajanian #60
30.8105 18
13 5 デイビッド・マルーカス
Team Penske #12
33.7756 17
14 9 ルイス・フォスター
Rahal Letterman Lanigan Racing #45
38.0390 17
15 10 キフィン・シンプソン
Chip Ganassi #8
38.9093 15
16 25 アレキサンダー・ロッシ
Ed Carpenter Racing #20
49.6127 14
17 24 カイオ・コレット
A.J. Foyt Enterprises #4
01:01.977 13
18 18 グレアム・レイホール
Rahal Letterman Lanigan Racing #15
01:03.134 12
19 14 クリスチャン・ラスムッセン
Ed Carpenter Racing #21
01:03.191 11
20 22 ノーラン・シーゲル
Arrow McLaren #6
1 lap 10
21 20 スティング・レイ・ロブ
Juncos Hollinger Racing #77
7 lap 9
22 13 ウィル・パワー
Andretti Global #26
45 lap 8
23 16 スコット・ディクソン
Chip Ganassi #9
61 lap 8
24 17 サンティノ・フェルッチ
A.J. Foyt Enterprises #14
100 lap 6
25 21 ミック・シューマッハ
Rahal Letterman Lanigan Racing #47
100 lap 5

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