第107回インディ500のプラクティス4が米国インディアナ州現地5月18日(木)に6時間に渡って行われ、大会2連覇を目指すマーカス・エリクソン（チップ・ガナッシ）が229.607mph（369.517 km/h）の最速を記録した。

2番手にはスコット・ディクソン、7番手には前日にベンチマークを刻んだ佐藤琢磨、そして9番手にはアレックス・パロウと、チップ・ガナッシの勢いはこの日も変わらず、トップ9に全4台が並ぶ結果となった。

ウィル・パワー（チーム・ペンスキー）はセッション序盤に電気系統のトラブルに見舞われながらも、3番手シモン・パジェノー（メイヤー・シャンク）に迫る4番手をマーク。コルトン・ハータ（アンドレッティ・オートスポーツ）が5番手に続いた。

RCエナーソン（アベル・モータースポーツ）とパトリシオ・オワード（アロー・マクラーレン）がピットレーン出口付近でニアミスした事を除けば大きなインシデントはなく、10番手アレクサンダー・ロッシ（アンドレッティ・オートスポーツ）と23番手デイビッド・マルーカス（デイル・コイン）は共に、全車最多となる164周を走り込んだ。

先行車両からのトウの恩恵がないラップでもエリクソンは224.414mphの最速を刻み、パワーとサンティノ・フェルッチ（A.J.Foyt）を抑えてトップに立った。

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プラクティス5（ファストフライデー）は土曜の予選に先立ち、現地19日(金)の正午から6時間に渡って行われる。ホンダ、シボレーエンジン双方のターボのブースト圧が引き上げられ、約100馬力が追加される。