2022年シーズンのインディカー・シリーズ開幕セント・ピーターズバーグの予選がフロリダ州現地2月26日(土)に行われ、チーム・ペンスキーのスコット・マクラフリンがポールポジションを獲得した。昨年のIMSロードコース戦での5番手を更新するキャリアベストとなった。

シボレーエンジン搭載の3号車を駆るマクラフリンはエンジニア、ベン・ブレッツマンとの初仕事で59秒4821をマーク。過去9回に渡ってセント・ピーターズバーグでポールを獲得してきたチームメイトのウィル・パワーを抑えて14ターン、1.8マイルのストリートサーキットで全26台の頂点に立った。

マクラフリンは「ベン・ブレッツマンとは凄く上手くやれているし、クルマはとくかく眼を見張るほどだ。チームのみんなを誇りに思う。自信を感じているし本当に嬉しい」と語った。

ホンダエンジン勢最上位はアンドレッティ・オートスポーツのコルトン・ハータ。エド・カーペンター・レーシングのリーナス・ヴィーケイが4番手に続いた。

2回目のプラクティスで佐藤琢磨（デイル・コイン・レーシング with RWR）のリアに突っ込んだアンドレッティ新加入のロマン・グロージャンは5番手。13シーズン目、通算200レース目を迎える日本人ドライバーは22番手と大きく出遅れた。

佐藤琢磨は追突によってリアが宙に浮いた不運なインシデントの後、グロージャンのドライビングを「無謀」と非難した。

「誰もこんな状況は望んではいませんが、全車が前のクルマとのギャップを作ろうとして減速している状況でした」

「僕はターン9Aを通過した後にブレーキを踏まなければならない状態でした。後ろのコナー・デイリーもそうでした」

「そしてその後、グロージャンが急いでやってきたんです。何を考えていたのか分かりませんし、あれは無謀でした」

「彼からはクルマがダブルワイドな状況にある事がハッキリ見えていたはずですので、、理解できません」

「あれはただのプラクティスであって、イエローの後に3周のアウトラップを走ったばかりの状況でした。あんなに熱くなっても何の意味もありません」

「僕らはプラクティスをまるまる失う事になりました。レッドタイヤを履く事すら出来ませんでした。ガッカリですよ」

100周で行われるセント・ピーターズバーグの決勝レースは日本時間2月27日(日)26時よりGAORA SPORTSが生中継する。視聴には「スカパー！」の他、光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。また昨年同様、Hulu ライブTVでもストリーミング配信される。

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動画

Indycar第1戦セント・ピーターズバーグ予選結果表