日没後のマリーナベイ・ストリート・サーキットを走行するレッドブル・ホンダRB15

ホンダF1、夜の市街地で3台がトップ10「レッドブル、トロロッソ共に競争力あり」F1シンガポールGP《初日》

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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、9月20日(金)に行われたF1第15戦シンガポールGP初日プラクティスを振り返った。

FP1で全体のトップタイムを刻んだマックス・フェルスタッペン(Red Bull)は、予選及び決勝とコンディションが近い日没後のFP2でも高い競争力を示し、2番手タイムを記録した。チームメイトのアレックス・アルボンは、初のマリーナベイ市街地コースに手こずり、FP2で軽くクラッシュ。両セッション共にフェルスタッペンに1秒近く遅れ、5番手タイムで初日を終えた。

Pos Driver Team Time Gap Laps
2 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:38.957 +0.184 29
5 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:39.943 +1.170 30
10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1:40.637 +1.864 32
11 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1:40.713 +1.940 32

トロロッソ・ホンダ勢は、マクラーレン及びルノーと激しく上位を争う展開ながらも、ピエール・ガスリーが10番手、ダニール・クビアトが11番手と、予選Q3進出が期待できるタイムシートで初日を終えた。

ホンダ:F1シンガポールGP初日

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日のシンガポールGP初日は、FP1で4台がトップ10に入り、気温が下がり決勝や予選に近いコンディションになったFP2でも、両チームともに競争力のある走りをみせることができ、良いスタートを切ることが出来ました。

明日の予選でもこの勢いを続け、今日のようなパフォーマンスを発揮できればと考えています。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)をコンマ1秒差で退けた。3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続く結果となった。

2019年F1シンガポールグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月21日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡って開催される。

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