2位フィニッシュを果たし表彰台に上がったキミ・ライコネン、2018年F1アゼルバイジャンGP
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キミ・ライコネンのフェラーリ残留を求めるファン署名が7万人を突破「速さ健在、若手との交代は不当」

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シート喪失が危ぶまれているキミ・ライコネンのフェラーリ残留を願うファンが、インターネット上で署名活動を展開。4日間で7万2671人(9月10日正午現在)以上の賛同を得て盛り上がりを見せている。

オンライン署名運動を主催したインド人のファンは、「コースレコードを書き換える力があるにも関わらず若手と交代させるのは不当」として、スクーデリア・フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネら上層部に対してライコネンの来季残留を求めている。

2001年にザウバーからF1デビューを果たしたライコネンは今年38歳。先週開催されたイタリアGPでは、予選で1分19秒119を記録し、ファン・パブロ・モントーヤが2004年に残したコースレコードを14年ぶりに更新。ポールポジションから2位表彰台を獲得し、キャリア通算100回目のポディウムに上がった。

今年タイトルを繰り広げるフェラーリは、ザウバーでデビューした育成傘下のシャルル・ルクレールの昇格を決めているとされ、母国イタリアGPの週末に正式発表される見通しとの見方が大勢を占めていたものの、未だアナウンスがない状況が続いている。

20歳の若き才能が跳ね馬に加入することは間違いないとみられるものの、その契約が2019年からなのか、はたまた2020年からなのかで意見が分かれており、ライコネンが来季もF1に留まる可能性は残されている。ザウバーとの間でトレードが行われるとの噂もあるが、2007年のF1ワールドチャンピオンが下位チームでキャリアを終えるとは考えにくく、信憑性に乏しい。