2023年FIA世界耐久選手権（WEC）第4戦ル・マン24時間レースの開始から17時間を経て、トヨタ8号車（セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮）に代わってフェラーリAFコルセ51号車が総合首位に浮上した。

アレッサンドロ・ピエール・グイディの51号車フェラーリ499Pが後方から迫る中、平川亮のトヨタ8号車はコース上のデブリによりフロントスプリッターを損傷。更に右リアがパンクしたため、ピットストップの際にフロントエンドとタイヤを交換した。

これによりリードを失い2番手に後退。フェラーリ51号車を31.728秒差で追いかける展開が続く。

ベン・バーニコートのAFコルセ80号車がポルシェカーブのバリアに突っ込み、車体左側に大きなダメージを負った事で、トヨタ7号車を含めてリタイヤは20台に達した。

LMP2クラスはインター・ユーロポール34号がチームWRT41号車を交わして首位を走る。LMGTE Amクラスはプロジェクト1–AO 56号車がトップに立ち、木村武史擁するケッセル・レーシング57号車がクラス6位で首位争いに絡む。