12日(金)の2021年F1プレシーズン・バーレーンテスト初日セッションを8番手で締め括ったピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダの新車「AT02」の感触に好印象を抱いたようで、74周という満足の周回数を刻み、前向きなスタートが切れたとの考えを示した。

ガスリーは担当した午前のセッションでの最多周回数となる74周を記録。誰よりも多くを走り込むと同時に、暫定トップタイムを刻んだダニエル・リカルド（マクラーレン）に1000分の28秒差の2番手でマシンを降りた。総合8番手タイムとなった。

新車AT02の感触に手応え

ピエール・ガスリー1分32秒231 / 74周

クルマのフィーリングが本当に良く、今朝の走行では最優先事項にしていた大量の周回数をこなす事ができた。ポジティブなスタートが切れたと思う。

今回はたった3日間しかテストがないから、限られた時間を最大限に活用することが重要だ。今日は計画していた全てのテストプログラムを終える事ができたし、本当に気持ちよくマシンをドライブできた。

もちろん改善しなきゃならない部分もあるけど、初日なんだからそれも当然さ。

今日のコンディションはドライブするにはかなり厳しいものだった。F1マシンは今日くらい風が強いと上手く機能しないんだ。状況は決して良いものじゃなかったけど、逆にこうしたコンディションでのマシンの挙動を理解できたのは良かった。開幕戦がここで行われる事を考えると特にね。

初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）。2番手ランド・ノリス（マクラーレン）を0.215秒差で退けた。3番手には0.472秒遅れでエステバン・オコン（アルピーヌ）が続く結果となった。

バーレーンテスト2日目は日本時間3月13日(土)日本時間16時から午前のセッションが、同21時から午後のセッションがそれぞれ4時間に渡って開催される。テストの模様はDAZNが生配信する。