インディカー第15戦ラグナセカの開幕を迎えた9月17日(金)、デイル・コイン・レーシングのロマン・グロージャンがペースカーとして採用されている青色のホンダ・シビックタイプRをクラッシュさせるアクシデントが発生した。

シリーズのプロモーションとして撮影に挑んだグロージャンは、ピットエントリーの際に全く車速が落ちないまま車両前方からタイヤバリアに激突した。助手席にはチームメイトのエド・ジョーンズが乗っていた。

エアバックが作動するレベルの衝撃で、ボンネットやグリルなどタイプRのフロントは無残な姿に成り果てたものの両者ともに大きな怪我はなく、ジョーンズはその後に行われたプラクティス1で4番手を、グロージャンは9番手タイムを刻んだ。レースへの出走は問題ないものと見られる。

また、同型のペースカーは他に2台が用意されているため、こちらも週末への影響はない。

AP通信のジェナ・フライヤーによると、ホンダは現時点で温度あるいはパッドなど、ブレーキに問題があった可能性があるとしている。

プラクティス1ではジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー）が1分11秒7125のトップラップを記録。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は19番手でセッションを終えている。

第15戦ラグナセカP1結果