逆転ポールにご満悦のハミルトン、決勝で先頭奪取を目指す2番手ボッタス / Mercedes
メルセデスAMG勢はF1第12戦ハンガリーGP公式予選で、ルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスが2番手につけ、フロントロウを占拠した。
マシンを降りたハミルトンは「ドライだったら5番手かもって覚悟してたんだ」と述べ、ウェットコンディションを作り出したブタペストの空に感謝した。FP3で2番手タイムを記録しポールを狙っていたボッタスは「ガッカリだけど、チームとしては完璧なリザルト。決勝ではルイスをパスしてトップを狙う」と意気込んだ。
メルセデス:F1ハンガリーGP予選を終えて
ルイス・ハミルトン予選: 1位, FP3: 4位
今週末は厳しい時間を過ごしていたから、ここにきてフロントローを独占できて最高の気分だよ。フェラーリもレッドブルも僕らより速かったから、ドライコンディションなら3番手か4番手、5番手って可能性もあるなって思ってたんだ。でも、土砂降りになったことでチャンスがあるって気づいたんだ。雨が全てをリセットしてくれて、差をつけるチャンスをもたらしてくれた。チームは今日、完璧な仕事をしてくれた。心から誇りに思う。
ハンガロリンクは長年に渡って僕と相性が良いコースだったけど、ここ数年は後一歩って感じで何かが足らなかったんだ。明日のレースがドライになるようなら、オーバーテイクは本当に難しいから、トラックポジションが何より重要だ。ターン1までの距離が長いから、スタートで追い抜かれないようにスペースを与えないように気をつけなきゃね。
バルデリ・ボッタス予選: 2位, FP3: 2位
ポールを狙ってたから残念なところはあるけど、チームの事を思うと本当に満足してる。フロントロー独占は完璧な結果だからね。仮にドライの予選だったとしたら、こうはならなかったと思う。
ウエットになった事でフェラーリとレッドブルを上回るチャンスが生まれたわけだけど、ウエットではコース上に留まるのだって楽じゃないし、限界まで攻めるのは言うまでもなく難しい。そんな状況の中でワンチャンスしかないんだから最高にトリッキーだよ。
でも、今日は全てを上手くまとめ上げることが出来た。チームはタイミングという点でもタイヤ選択という点でも完璧な仕事をしてくれた。レースでのスタートタイヤをウルトラにするかソフトにするかが悩ましいけど、状況を注意深く分析してどういう戦略にするかを決めるつもりだ。
オーバーテイクが本当に難しいこのコースで1・2番手からスタート出来るなんて最高だよ。全力を尽くしてフェラーリを後ろに抑えつつ、1つ前のポジションを狙って全開で攻めるつもりだ。明日は良い戦いができそうだね。
雨がエキサイティングなグリッド争いを演出した予選では、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。2番手にバルテリ・ボッタスが続きシルバーアローが最前列を占拠。3番手にフェラーリのキミ・ライコネンという結果となった。
トロロッソ・ホンダ勢にとっては今シーズン初のダブルトップ10。ピエール・ガスリーは6番手、ブレンドン・ハートレーは8番手と、入賞に向けて好ポジションを確保した。
F1ハンガリーグランプリ決勝レースは、日本時間7月29日(日)22時10分から行われ、ヘルマン・ティルケが設計した1周4381mのハンガロリンクを70周する事で勝敗を決する。