キャデラックF1が歴史的一歩、2026年参戦へ初シェイクダウンを完了

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キャデラックF1チームが、2026年のF1参戦に向けて歴史的な第一歩を踏み出した。2026年1月16日、英国シルバーストン・サーキットで初のシェイクダウン走行を実施し、キャデラックのF1マシンが初めてコースを周回した。

キャデラックは今季から、11番目のチームとして新たにF1グリッドに加わる。完全な新規参戦は2016年のハース以来となる。チームはイギリスGPの開催地、シルバーストン近郊に欧州拠点を構えている。

最初の1周目を担当したセルジオ・ペレスはシェイクダウンを経て「モータースポーツ史の一部になれて感動した」と振り返り、バルテリ・ボッタスも、「この瞬間に立ち会えたことを誇りに思う」とコメントした。

シルバーストン・サーキットを走行するキャデラックのF1マシン、2026年1月16日シェイクダウン (1)Courtesy Of Cadillac

シルバーストン・サーキットを走行するキャデラックのF1マシン、2026年1月16日シェイクダウン (1)

数千時間に及ぶ努力の結晶

今回のシェイクダウンは、F1競技規則に基づく「フィルミングデー」の一環として行われ、走行距離は最大200kmに制限された。使用されたタイヤも、プレシーズンテストや実戦とは異なる特別仕様だ。シェイクダウンの目的は、性能評価ではなく、基本的なシステムが正しく作動するかを確認する点にある。

当日は、レギュラードライバーのセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスに加え、リザーブドライバーの周冠宇も現地入りした。

周はSNSで「シェイクダウンはクルマが正しく動くか、エンジンやセットアップがエンジニアの意図通りかを確認する重要なステップだ」と説明。ドライバーの立場では、新しいシートやステアリングの感触を確かめ、快適に感じられるかどうかが焦点になるという。

午前中にはいくつかのトラブルが発生したとされるが、最終的にはエンジンに火が入り、周回走行を完了した。キャデラックはSNSに短い映像を公開し、2026年仕様のフェラーリ製F1パワーユニットのサウンドを背景に、コースを疾走するマシンの姿の一部を披露した。

その映像からは、サイドポッドの形状が、気流をリアに向けて積極的に下方向へ導くダウンウォッシュ型であることが見て取れる。キャデラックには、F1で豊富な経験を持つパット・シモンズがエグゼクティブ・エンジニアリング・コンサルタントとして関与しており、新規参戦チームながら強力な体制の下で基盤づくりが進められている。

一方で、マシンの詳細が外部に漏れないよう、厳重な情報管理も敷かれている。現地では撮影防止のため、関係者のスマートフォンのカメラ部分にステッカーが貼られたとも報じられている。

ダン・タウリスCEOは、「ガレージからマシンが初めて走り出す瞬間は誇りに満ちたものだった。数千時間に及ぶ努力の結晶だ」と語り、今後はメルボルン開幕戦に向けて準備を加速させる考えを示した。

また、チーム代表のグレアム・ロードンは、「短期間で着実に進歩を遂げていることを示す一日だった。実際のガレージ環境でチームが機能し、初期課題を洗い出す貴重な機会になった」と評価しつつ、「これは始まりにすぎない」と強調した。

キャデラックに限らず、新規参戦組は早くも準備を本格化させている。アウディも先週、スペインのバルセロナでシェイクダウンを実施した。

次の焦点は、1月26〜30日に行われる非公開の合同テストでの走行と、2月8日の正式リバリー公開を経て明らかになるチームの全体像だ。

画像ギャラリー

セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタス、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Cadillac

セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタス、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)

チーム代表のグレアム・ロードンとCEOダン・タウリス、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Cadillac

チーム代表のグレアム・ロードンとCEOダン・タウリス、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)

ダン・タウリスCEO、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Cadillac

ダン・タウリスCEO、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)

笑顔を見せるバルテリ・ボッタス、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Cadillac

笑顔を見せるバルテリ・ボッタス、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)

チーム代表のグレアム、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Cadillac

チーム代表のグレアム、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)

リザーブドライバーの周冠宇、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Cadillac

リザーブドライバーの周冠宇、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)

シルバーストン・サーキットを走行するキャデラックのF1マシン、2026年1月16日シェイクダウン (5)Courtesy Of Cadillac

シルバーストン・サーキットを走行するキャデラックのF1マシン、2026年1月16日シェイクダウン (5)

シルバーストン・サーキットを走行するキャデラックのF1マシン、2026年1月16日シェイクダウン (3)Courtesy Of Cadillac

シルバーストン・サーキットを走行するキャデラックのF1マシン、2026年1月16日シェイクダウン (3)

シルバーストン・サーキットを走行するキャデラックのF1マシン、2026年1月16日シェイクダウン (2)Courtesy Of Cadillac

シルバーストン・サーキットを走行するキャデラックのF1マシン、2026年1月16日シェイクダウン (2)

コックピットに乗り込むセルジオ・ペレス、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Cadillac

コックピットに乗り込むセルジオ・ペレス、2026年1月16日キャデラックF1シェイクダウン(シルバーストン・サーキット)

シェイクダウンのためにマシンに乗り込むセルジオ・ペレス(キャデラック)、2026年1月16日シルバーストン・サーキットcopyright Cadillac

シェイクダウンのためにマシンに乗り込むセルジオ・ペレス(キャデラック)、2026年1月16日シルバーストン・サーキット