
F1ラスベガスGP、2027年までの開催継続が決定。1大会収益は1400億円超
F1ラスベガスGPの契約が2027年まで延長された。当初は3年契約で始まったが、今回の2年間の延長によって、少なくとも2027年まではラスベガス市街地コースでレースが開催されることが決まった。
世界的なエンターテインメント都市で行われるこのレースは、今後もF1のフラッグシップイベントの一つとして位置づけられる見通しだ。
2027年までの開催延長が決定
ラスベガスGPのプレジデントを務めるエミリー・プレザーは、今回の合意について「2026年と2027年の2年間延長に双方が合意した」と説明した。運営体制を継続的に進化させ、将来的にはより長期の契約を視野に入れているという。
クラーク郡はすでに2032年までの開催計画を承認している。2026年カレンダーには契約未締結のまま掲載されていたが、今回の発表により正式な裏付けが取れた形だ。段階的に合意を積み重ねる姿勢がうかがえる。
11月を最大の稼ぎ時に変えた経済効果
課題は指摘されつつも、商業的成功は明白だ。2024年大会単体で9億3400万ドル、日本円で約1400億円超の収益を生み、4500万ドルの税収をもたらした。かつて閑散期だった11月が、街最大の稼ぎ時へと変わった。
ラスベガス観光局CEOのスティーブ・ヒルは「このレースは恒久的な存在になる」と語る。F1側も市中心部にピット施設を含む恒久拠点「グランプリ・プラザ」を建設済みであり、中長期的に地域経済を潤す存在として根付かせる姿勢を明確にしている。
欧州の伝統的サーキットとは異なるが、夜の砂漠を舞台にした演出は新たな観客層の獲得に寄与している。2025年大会は11月22日に開催予定で、感謝祭前の恒例行事として定着しつつある。