
アウディF1、フェルスタッペン担当No.1をヘッドハント―またもレッドブルからメカニックが流出
アウディF1チームは2026年の新規参戦を前に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のNo.1メカニックを務めるマット・コラーを新たに迎え入れる見通しだ。チームからの正式発表はまだないものの、複数の専門メディアが一斉に報じた。
コラーは2012年にカーリン・モータースポーツでキャリアをスタート。2015年6月にNo.2メカニックとしてレッドブル・レーシングに加入した。2022年8月にはフェルスタッペンのNo.1メカニックに昇格し、その後、複数の世界タイトル獲得を支えてきた。
アウディでチーフメカニックに就任予定
報道によるとコラーは、今季末まで現職を務めた後にアウディへ移籍し、チーフメカニックとしてチームの中核を担う見通しだという。
アウディ(現ザウバー)がレッドブルのメカニックをヘッドハントするのはこれが初めてではない。昨年には、2020年までフェルスタッペンのNo.1メカニックを務めていた元チーフメカニックのリー・スティーブンソンを引き抜いている。
今回の再編ではスティーブンソンが昇格し、カラーが彼の後任チーフメカニックとして実務部門を統括する見通しで、両者はレッドブルの元スポーティング・ディレクター、ジョナサン・ウィートリー現ザウバー代表の下、再びタッグを組むことになる。
なお、コーラーの双子の兄弟であるジョン・コーラーもレッドブルに在籍しており、角田裕毅側のガレージでチーフメカニックを務めている。
アウディ、各部門で人材補強を加速
アウディは2026年の正式参戦に向け、体制強化を精力的に進めている。
最近ではフェラーリのエンジン部門から、ICE(内燃エンジン)開発主任責任者のヴォルフ・ツィママンと、ICEパフォーマンス開発主任エンジニアのラース・シュミットという2名の上級技術者を引き抜いたことが明らかになっている。
エンジン開発からピットクルーに至るまで、アウディはチームの基盤を急速に整備。ザウバー時代からの経験を活かしつつ、ドイツメーカーとしての技術力を結集し、2026年のF1フル参戦に向け着実に歩みを進めている。