メキースを巡るレッドブルとフェラーリとの間の「人質交換」に言及するホーナー
アルファタウリへの移籍が発表されたローラン・メキースに関してレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、契約からの開放の時期や条件を巡ってフェラーリとの間で「人質交換」を行う予定はないと主張した。
現フェラーリのスポーティング・ディレクターは2024年に向けて、フランツ・トストに代わるアルファタウリの新たなチーム代表に就任する予定だが、フェラーリとの間で長期契約を結んでいる事から解除のための条件交渉が必要な状況だ。
イタリア国内の報道によるとスクーデリアは、空力部門の責任者としてレッドブル「RB19」の開発を指揮したエンリコ・バルボの引き抜きを画策しており、メキースの早期契約解除を条件にバルボのガーデニング休暇短縮をレッドブルに持ちかけるのではと囁かれている。
F1マイアミGPの開幕を迎えた現地5月5日(金)、メキースと引き換えにフェラーリに移籍する可能性があるエンジニアがいるのか?と問われたホーナーは「またいつものように色んな憶測が飛び交っている」だけだと一蹴した。
「ローラン・メキースとの人質交換が行われるのかって? 我々には人質なんていない。上級または中級レベル(のエンジニア)がフェラーリに移籍するという予定は何もない」
バルボと並び一部にはテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェの名前が挙げられているが、ホーナーはこの2人と思われるスタッフとの間で噂に関して話をしたと明かした。
「先週、フェラーリとの関係が取り沙汰された何名かが私のところに来て、こうした噂のいくつかに不信感を抱いていると言っていた」
「もちろん、ここはF1という事で、否応なく起きる事はあるものの、我々のチームの上級メンバーがマラネッロに移籍する予定はない」
フェラーリのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールがライバルチームへの移籍を妨害しないと明言している事、そして2024年の開発プロジェクトの本格化が間近に迫っている事を考慮すると、秘密漏洩防止の観点からメキースが近々急にフェラーリを離れたとしても驚きはないが果たして。