レッドブルF1、グウェン・ラグリュを若手育成責任者に任命。ヘルムート・マルコ後任は元メルセデス育成顧問

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レッドブル・レーシングはヘルムート・マルコの後任として、将来のF1ドライバー発掘と育成を担うジュニア・プログラムの新たな責任者を迎える。2026年7月27日(月)、グウェン・ラグリュ(Gwen Lagrue)をレッドブル・ジュニア・プログラムのディレクターに任命したと発表した。

アントネッリ発掘者が育成部門を統括

笑顔を見せるグウェン・ラグリュ(メルセデス育成責任者)とジェームズ・アナグノスティアディス、トト・ウォルフ(メルセデス代表)、2024年12月4日(水) F1アブダビGPメディアデー(ヤス・マリーナ・サーキット)Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

笑顔を見せるグウェン・ラグリュ(メルセデス育成責任者)とジェームズ・アナグノスティアディス、トト・ウォルフ(メルセデス代表)、2024年12月4日(水) F1アブダビGPメディアデー(ヤス・マリーナ・サーキット)

ラグリュは、現在ワールドチャンピオンシップをリードするアンドレア・キミ・アントネッリを発掘・育成した人物であり、ドライバー育成アドバイザーとしてメルセデスで11年間にわたり若手育成に携わってきた。

レッドブルへの合流は2027年になる予定で、有望な若手ドライバーの発掘から育成、F1昇格へと至る過程を統括する。

チーム代表を務めるローラン・メキーズは、同じフランス出身のラグリュが持つ、ドライバー育成における専門知識、指導力、情熱を高く評価した。

「グウェンは、F1で最も優れた人材育成の専門家の一人だ。若手ドライバーの育成において、彼がどのような専門知識と指導力、情熱をもたらすのかを私はよく知っている」

レッドブルは、ジュニア・プログラムをチームの成功を支えてきた基盤の一つと捉えている。将来のF1ドライバーを自ら積極的に発掘し、トップチームで戦える水準まで育てる方針は、新体制でも変わらない。

「レッドブルのジュニア・プログラムは、常にレッドブルの成功を支える重要な柱であり続けてきた。グウェンにその指揮を任せることは、我々が次世代のF1人材育成を今後も重視していることの表れだ」

マルコが築いたF1人材育成のベンチマーク

ガレージでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)と話すヘルムート・マルコ、2025年8月30日(土) F1オランダGP最終フリー走行(ザントフォールト・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)と話すヘルムート・マルコ、2025年8月30日(土) F1オランダGP最終フリー走行(ザントフォールト・サーキット)

メキーズは新体制の発表に合わせ、20年以上にわたってジュニア・プログラムを率いてきたマルコの「並外れた貢献」にも言及した。

現在、各チームが育成プログラムを重視する状況は、マルコの存在なくしてはあり得なかった。マルコはこれまでに、セバスチャン・フェッテルやマックス・フェルスタッペンといった4度のF1王者に加え、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツ、ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、角田裕毅ら数多くのドライバーをF1へ導いてきた。

メキーズは、「我々のジュニア・プログラムがF1のベンチマークとなったのは、彼のビジョン、献身、そして卓越した才能を見いだして育成する能力があったからであり、その功績は大いに称賛されるべきだ」と強調した。

ラグリュ、11年の経験携え新章へ

グリッド上でマシンを確認するグウェン・ラグリュ(メルセデス育成責任者)、2025年5月4日(日) F1マイアミGP決勝(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

グリッド上でマシンを確認するグウェン・ラグリュ(メルセデス育成責任者)、2025年5月4日(日) F1マイアミGP決勝(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)

ラグリュは、メルセデスで過ごした11年間を経て、新しい挑戦へ踏み出す時期が来たと説明した。

「レッドブル・レーシングへの加入は、私にとって刺激的な新章の始まりとなる。メルセデスでの思い出深い11年間を経て、個人としてもプロフェッショナルとしても成長を続けるため、新たな挑戦に臨む適切な時期だと感じた」

「レッドブルのジュニアプログラムは、F1史に残る優れた才能を輩出してきた。この素晴らしいチームを率い、次の章を形作る機会を得られたことは、大きな名誉だ」

「ローランやチーム全体と密接に取り組むことを楽しみにしている。この機会を与えてもらえたことに、深く感謝している」