電気系統トラブル、そして悲観論。ノリスが直面したモナコの現実…意欲的改良投入もマクラーレン好転の道筋見えず

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2026年F1第6戦モナコGPのフリー走行2回目で、ランド・ノリス(マクラーレン)がコース上にストップした原因について、チームは「電気系統の不具合」だったことを明らかにした。

前年のモナコGPウィナーは、金曜午後のセッション序盤にヌーヴェル・シケイン(ターン10・11)の出口で、マシンが完全にシャットダウンする状況に見舞われた。結果として、セッションの残りをピットウォールから見守らざるを得なくなった。

ノリスを襲った不具合とペース不足

マクラーレンの最高技術責任者兼チーフデザイナーを務めるロブ・マーシャルは、このトラブルについて「電気系統の不具合」だったと説明した。ただし、根本原因の特定には至っていない。

マーシャルは「再発防止を徹底すべく懸命に取り組んでいる。予選に向けてすべてを最適化することに集中したい」と語った。

ノリスはタイムを残すことができず、最終的に19番手でセッションを終えた。チームメイトのオスカー・ピアストリもトップから1.062秒差の7番手にとどまり、チーム全体としても厳しい一日となった。

貴重な走行時間を失ったノリスは、原因究明の必要性を強調。そのうえで、現在のペース不足に対して強い危機感を示した。

「厳しい一日だった。明らかにペースが足りていないし、ラップのあらゆる場所でタイムを見つける必要がある。モナコではいつだってコース上で周回を重ねることが重要だから、フラストレーションが溜まるよ」とノリスは語った。

また、土曜日に向けた夜通しの作業でパフォーマンスを引き出していきたいとしつつも、上位争いについては悲観的な見通しを示した。

「現実的に考えて、この週末にトップを争うのは難しいだろうね。必ずしも驚いちゃいないけど、それは僕らの望んでいることじゃない。何が足りないのかを理解して、明日に向けて挽回したい」

第1セクターに課題、アップデートも効果見えず

マーシャルによれば、マクラーレンの課題は第1セクターにある。その原因はタイヤの温度管理やセットアップに関連する可能性があり、その部分で改善が必要だという。

マクラーレンは今回、全チームの中で最も積極的に新たな開発パーツを持ち込んだ。これには、気流とダウンフォースを改善するための急進的なリアのウイングレットなど、計6つのコンポーネントが含まれる。

これはマクラーレンにとって、マイアミGP以来となる広範なアップデートだが、それにもかかわらずペース不足に陥った現状は、チームに重い課題を突きつけている。

ピアストリもまた、深刻なペース不足を認める。

「チームにとって間違いなく厳しい一日だった。トップとの差は予想していた以上に大きい。FP2に向けて僅かに前進したけど、それでも1秒遅れている。これは、やるべき作業がどれほど多いかを示すものだと思う」とピアストリは語る。

「一晩かけてデータを確認し、何らかの答えを見つける必要がある。現状では、僕らは単純に十分な速さがない。状況を完全に一変させる解決策はないけど、残りのセッションでより競争力のある位置に立つために、あらゆる選択肢を探っていくつもりだ」


2026年F1モナコGPの初日FP2をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン(フェラーリ)。2番手に続いたチームメイトのシャルル・ルクレールを0.111秒差で退けた。3番手には0.168秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く結果となった。

FP3は日本時間6月6日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンテカルロ市街地コースで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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